おはようございます!!
今日は"おちゃらけ社会派"ブロガーちきりんさんの「ゆるく考えよう」の紹介です。
はじめにより
「人生を楽しく、ラクに過ごすためには、もうちょっとゆるく考えたほうがいいよね」
ちきりんがそう考えはじめたのは、失われた10年が20年になり、
明らかに時代が変わりつつあるにもかかわらず、今までと全く同じように
「とにかく頑張る式」のやり方を続けることが、あまりにも非生産的に思えたからです。
今の時代は、頑張れば報われるとはいいがたいものです。
それよりも、自分にとって「好き」「楽しい」「ラク」を貫くほうが何ごともうまくいく
んじゃないか、とちきりんは考えています。
私もこの意見は賛成で、日本のとにかく「頑張る式」は好きじゃないです。
「気づいたら熱中していた」「好きなことばかりやっている」そんな方が生産的だと思います。苦しいこと、嫌なことに時間を使うのはもったいないなと。
ちきりんさんが言うゆるく考えるとは、この本を読んで、
るゆいどころじゃなく、しっかり考えているなぁとやはり思うのでした。
共感したテーマ
10年以上のローンはダメです
そもそも35年もの長期ローンは経済の成長期、すなわち「過度なインフレ経済成長が長期に渡って続く時代」=「給与も不動産価格も毎年上がる時代」につくられた仕組みです。
今のようなデフレ、低成長期時代に成り立つ仕組みとは思えません。
想像してみてください。
35年ローンとは子どもが5歳のときに借りて、その子が40歳になる年に完済するローンです。そのあいだに、世の中はすっかり変わってしまうでしょう。
本当にそんなに長い間、ひとつの物件に住むことを想定するべきでしょうか。
ちなみに3000万円を2%の利率、35年利均等払いで借りると、利子総額は1200万円前後です。
ボーナス払いや変動ローンで利率が上がればさらに増えます。
この1200万円は、不動産の対価ではありません。
不動産の値段は「元本合計+頭金」です。
利子総額とは「お金を貸してもらうことの対価として、銀行に払う額」であり、
銀行の収入になる部分です。
すなわち3000万円のローンで家を買うとは、3000万円の不動産を買い、
同時に1200万円の費用が必要な資金調達する、という意味なのです。
この意見にはとても同感で、私たち夫婦も考えが一致している部分です。
家を買うなら借金なし。
家賃を払い続けている分、お金が無駄になるかもしれない。確かにそれはそうですが、
賃貸のいいところはいつでも身軽に移動できるということです。
ずっとそこに居続けるということは想定していません。
特に私は地方出身、夫もこちらに実家がある、夫の両親がなくなった時、
いろんなことを想定するとまだ家を持つべきではないと考えました。
家を買って、子どもがそこにいる年も考えてみるととても少ないのです。
余った部屋は?夫婦二人で暮らすと余ってしまいます。
子どもにいつも言っています。18歳を過ぎたら家を出るんだよと。
これは私が一人暮らしを経験して凄く為になったので、子どもにも一人暮らしの経験をしてほしいなと考えるからです。せめて社会人になったらそうしてもらう予定です。
あとはミニマリストの本を読む中で、家も大きくなくていいという考えを持つようになりました。小さな家なら小さな家なりに工夫して楽しく生活をすればいい。
足るを知る。そんな風に暮らしたいなと思います。
そして世の中は人口がどんどん減っていくのに、マンションをどんどん作られていきます。
このマンションは子ども達が大きくなる頃にはきっと余りだし、
マンションの価値も下がるのではないか?と私は予想します。
新築にこだわらなければ中古のマンションを安く買うこともできます。
地方に行けばもっと安く家も買えます。
このご時世、家にそこまでこだわらなくても何とか生きていけるし、
35年ローンを組んだら70歳です。
そんな先のこと、誰にも想像つかないくらい激変していると思います。
たった10年でも変化の激しい時代です。
私もそんな風に思うのでした。
人それぞれこれは考え方や生き方があるので、これが正しいというのはないと思いますが、
私は家の購入に関してはちきりんさんに共感しました。
利子総額1200万円にはちょっとビックリしました。
もう一つ中古マンション購入できちゃいますね。
本当にそれでいいのか?ちゃんと考えるって大事だなと思います。
こんな感じでこの本にはやっぱり「考える」題材がたくさんつまっていました。
ちきりんさん、ゆるく考えるどころが、考える濃度が強いです。
私のちゃらんぽらんな頭を活性化させてくれる本でした。
ちきりんさん本凄く勉強になります。過去に読んだ本はこちらから
引用文は全てちきりん著書「ゆるく考えよう」(イースト・プレス)より
最後まで読んでいただきありがとうございました。