本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

これだけあれば幸せなモノってありますか?小川糸さん著書「これだけで、幸せ」を読みました。

スポンサーリンク

 

 

 

おはようございます!!あやこです(^^♪

 

ツバキ文具店、キラキラ共和国、ミトン、と小川糸さんの作品を読んで、

 

www.genko-library.com

 

小川糸さんの紡ぐ文章にいつもほっこり温かい気持ちにさせてもらっています。

 

そんな小川糸さんのエッセイ本、「これだけで、幸せ

f:id:genko-library:20190323060621j:image

小川さんの人柄が溢れた内容になっていました。

 

本当に暮らしたいモノと暮らしている生活

 

小川さんの暮らしぶりは少ないモノで暮らす生活でした。

周りに流されず、自分と対話をしてきちんと選んだモノたち。

 

そんなものづきあいについて小川さんはこう語ります。

 

生活用品は「ずっと気に入っていられるものか」自分にたずねる。

 

物欲が刺激されたら「それを持って幸せか」を基準にする。

 

心地いい暮らしのためには「不便」「不快」に敏感になる。

 

人生の質を上げるものとの出合いには、時間をかけてもいい

 

 

どれも自分の軸に合わせたモノづきあいですね。

流行りだからとか、みんなが使っているからという他人軸ではなく、

しっかり自分と向き合って選んでいる小川さんは素敵だなぁと思いました。

 

スポンサーリンク

 

 

 

私はどうでしょう

 

食器一つを見渡せば、自分で選んだものよりも人からもらったものがほとんどです。

半分以上は、もらった食器なのです。

自分で選んだものではなく、もらったからもったいないし、そんな基準です。

 

SNSで見かける食器たちは名だたるブランド品ばかり。

そんな食器に囲まれて綺麗な生活をしている人を見ると憧れたり、真似したくなるけれど、ただ写真だけ見て選ぶのもなんだか味気ない。

それって本当に自分が欲しいモノなんでしょうか?

それは他人の生活のコピーのような気がするのです。

 

ちゃんとお店に行って、気になるものをみつけて、何度も足を運んで、そういうモノ選びを私もしてみたいなぁと前々から思っていました。

浅草の合羽橋とか行ってね、(まだ行ったことないんです)じっくり見たいな。

 

焼き物とかも全然詳しくないんですけれどね、自分が気になるものに触れてみたい。

 

お皿一つにしても自分で選んだもの使いたいな。

 

子どもが小学生になればそういう余裕も出てくるのかしら。

 

モノだけでなく人づきあいについても

 

小川さんは語ります。

 

人づきあいは「狭く、深く」

私には私の役目。

あとは任せて、委ねるほうがうまくいく。

 

「ひと」「こと」づきあいは、自分のリズムを優先。

自分の「好き」「嫌い」の感覚を信じる。

 

こうでなければならない、という先入観から解放されると、いかに自分が自由であるかを思い知りました。

人からどう思われようが関係ないのです。

大切なのは、自分がどう生きたいかということ。

 

 

私も人づきあいは、「狭く、深く」を好みます。

無理して付き合ってもよくないことばかり。

 

小川さんは携帯電話を持たない生活をしているそうです。

凄いなぁ。ここまで自分の軸をしっかり持って生きているから、

五感も研ぎ澄まされるし、素敵な文章が紡ぐ作家さんなんだなというのが、

暮らしぶりからもうかがえました。

 

やっぱり生活と文章って反映されているんでしょうか。

 

ブログ一つにとってもその人の性格や暮らしぶりがなんとなく伺えますよね。

 

私に欠けているものが、たくさん詰まっているからやっぱり、この手の本が好きなんだと思います。

自分で選んだものと少なく暮らす」私の人生のテーマでもあります。

 

年輪を重ねる度にそんな憧れの生活に近づけていけたら。

そんな気持ちをいつも持っています。

 

小川糸さん、暮らしぶりも、書く文章も素敵なお方です。

普段、作家さんの生活って垣間見ることは少ないのですが、

こうやって知ることができて嬉しいでした。

ちょっと身近に感じることのできるエッセイ本はやっぱり好きです。

 

お茶とおいしいお菓子と一緒に読んでほしい、そんな一冊です。

f:id:genko-library:20190323134239j:image

引用文は全て小川糸さん著書「これだけで、幸せ」講談社より

 

同じ本をブロガーのぷちこさんがご紹介しています。

「ていねいな暮らしってなんだろう?」そんなことを考えさせられ、

ぷちこさん的視点が勉強になりました。

同じ本を読んでも感じ方や視点が違うのでおもしろいですよね。

 

www.puchico-kurashikenkyu.work

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

スポンサーリンク