本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

読むと絶対和菓子が食べたくなる小説、坂木司さん著書「和菓子のアン」を読みました。

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おはようございます!!甘いモノ大好きあやこです(^^♪

 

今日は坂木司さん著書「和菓子のアン」を読んだ感想をお届けしたいと思います。

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タイトルからおいしそうな雰囲気が

 

タイトルに「和菓子」とつくだけあって、この物語は「和菓子」が中心です。

 

(簡単なあらすじ)

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(通称アンちゃん)、

食べることが大好きで、ちょっぴり(?)太目な女の子。

 

プロフェッショナルだけれど、個性派な同僚と働き、お客さんたちと接していくうちに和菓子の奥深い魅力に目覚めていきます。

 

この本にはたくさんの「和菓子」が登場します。

 

和菓子ににもたくさんの名前があることをこの本で知りました。

 

特に、「おはぎ」について。

 

これは私も最近のお墓参りの時に義母に教えてもらったことなんですが、

春に食べるのは、「ぼた餅」秋に食べるのは「おはぎ」名前は違うけれど、

中身は一緒なんだそう。

 

春に咲く牡丹と、秋の萩にかけてそう名前がつけられているそうです。

 

お菓子の名前には、駄洒落や遊び心みたいなものが含まれているようです。

一つの文化だなあとアンちゃんも感じていました。

 

お彼岸に合わせてこの「おはぎ」が作られるのは、家庭でも作りやすいからだそうな。

 

和菓子について知らないことばかり。

 

そして和菓子ってやっぱり日本の歴史と共に歩んできたお菓子だったんだなと感嘆したのがこの一文。

 

アンちゃんが店長に和菓子と洋菓子の質問をしていて答えた店長の言葉です。

 

P258~

「洋菓子と和菓子の違いを思い出したから言っておくわ。

それはとても単純なこと。

この国の歴史よ。

 

この国の気候湿度に合わせ、この国で採れる物を使い

この国の人びとの冠婚葬祭を彩る

それが和菓子の役目。

 

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和菓子は日本の日常に彩を添えてきたお菓子だったんだ。

喜びの時は紅白饅頭、お仏壇に添えるお菓子、贈答品などなど。

 

あの「源氏物語」にも登場していた「おはぎ」その歴史は古く、

私たちは昔の人と同じものを今でも食べれるんです。

これって凄いことだなあと感じます。

 

アンちゃんもそんなことを知って、この繋がりに感動するのでした。

そして益々和菓子への敬意や魅力に目覚めるのです。

 

登場人物が個性的

 

この物語に出てくる、アンちゃんの同僚やお客様だったり、

登場人物がとにかく個性的でおもしろいです。

 

マンガを読んでいる気持ちでテンポよくどんどん読めちゃいます。

普段本を読まない人でもスラスラ読める本じゃないだろうかと思いました。

 

最近和菓子食べていますか?

 

はぁー。浅草にでも行って美味しい和菓子を買って食べたいな。

 

芋羊羹、桜餅、言問団子、浅草はおいしい和菓子がたくさんですもんね。

 

洋菓子はもちろんどれも好きですが、和菓子に込められた季節の意味や、名前、その奥に隠されている背景も感じながら、次食べる時は楽しみたいと思います。

 

引用文は坂木司さん著書「和菓子のアン」(光文社)より

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食べもの系の小説は読んでいて楽しいな♪

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。