1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
齊藤孝さん著書「読書する人だけがたどり着ける場所」です。
今年インスタでよく見かけた本
こちらの本は今年インスタで多くの読書垢さんが紹介していた印象が強いです。
何度も目にするうちに読んでみようか?そんな思いが生まれ読んでみることに。
何度も目にすると読みたくなる心理学ですね。
明治大学文学部教授の齊藤さんは、日本語のプロです。
年間多くの本を出版している齊藤さん。
そんな齊藤さんだからこそ、「読書する人がたどり着ける場所」があるといいます。
教養のある人生とない人生どちらを選びますか?
この本では読書をする人だけが得られるメリットがたくさん綴られています。
その中でも一番得られることって私は「教養のある人生」これからな?と、思いました。
けれど、教養とは一長一短で身に着くものではないと思います。
じゃあ教養って何?と聞かれると、
私は物ごとの考え方の深みだったり、多角的視点だったり、心の豊かさだと思います。
教養がある人生が身につくとどうなるか?
著者は語ります。
P40~
人生が面白くなる。
この世はもっともっと複雑な楽しみにあふれています。
その複雑な楽しみに気づき、面白がることができるようになるのです。
教養を身につけるためには?
古典を読むが一番だそうです。
著者の本を数冊読んだことがある人なら分かるはず。
必ず本文中にたくさんの古典が紹介されています。
今回もたくさんの本が紹介されていました。
古典とは長きに渡り多くの人に読み継がれてきたいわば、長ロングセラー作品です。
それだけどの時代にも心に響く「普遍的」なものがあるからこそ多くの人に響くんですね。
流行りの書物とは違い、古典はずっとずっと時代を超えて読み継がれます。
人々が百年前のクラシック音楽に魅了されるのと同じで書物にもそういう人の心を魅了する本があるのです。それが古典です。
古典はなぜかとっつきにくい
私は古典は年に数冊程度しか読めていません。
とっつきににくい理由を考えてみると、言葉回しが難しくて読みにくいのでは?
これが一番の理由です。
けれど読んでみると分かるのですが、これが本当に昔の話?
今とそれほど変わらないのではないか?そう感じることも多々ありました。
自分の中で、古典=難しいの方程式が出来ているので、
そろそろ払拭したいです。
古典を読むことについて著者はこう語ります。
レベルの高い本を読む
一度頑張ってアゴの力をつけてしまえば、あとは楽に読めるようになる
つまり、柔らかい簡単な本ばかり読んでいるといつまでたってもアゴの力はつかないけれど、レベルの高い本はアゴを鍛えることが出来るといいます。
私もこれまで通算600冊くらいは読んできたので、本を読むことに慣れてきたと実感しています。
残りの人生、限られた本しか読めないので、そろそろビジネス書や自己啓発本は卒業して、本当に深みのある本と出会える選択をしなくてはという段階に来たように思います。
本当は小説だけ読んでいる人が凄く羨ましいんです。
私もその領域に行ってみたい。そう思うようになってきました。
ということで早速借りた本たち
この本を読んで早速お迎えした本があります。
ただ今、「人間失格」を読書中ですが、これがもう!!心にズシズシきてます。
こんな内容だったとは!!!!
主人公の生きづらさが伝播して私も苦しいです。
でもこれは読む価値ある本だなと思うくらい、ぐいぐい引き寄せられています。
こんな感じで一冊読むことでまた新たな本に巡り合える。
これもまた「読書する人だけがたどり着ける場所」ではないのかなと思いました。
引用文は全て齊藤孝さん著書「読書する人だけがたどり着ける場所」(SB Creative)より
最後まで読んでいただきありがとうございました。