おはようございます!あやこです(^^♪
先日ブログで思いの丈を綴った「息子の吃音」について。
あれから1週間後、言語聴覚士さんと1時間面談をしてきましたので、
今日はその様子を綴りたいと思います。
言語聴覚士さんとの面談
発育状態についての質問
個室で言語聴覚士さんと息子について色々と面談することになりました。
まず一番最初に聞かれたことは発育状態について。
・妊娠、出産時、異常はなかったか?
・初めて言葉を発したのは何歳くらいから?
・吃音が出始めたのはいつ頃から?
・近親者に吃音の人はいないか?
・大きなケガや病気はなかったか?
・どんな吃音が出るか?
・本人は吃音について自覚しているか?
私が聞かれたことは主に上記のようなことでした。
息子へ質問や簡単なテスト
次に行われたのは、息子と簡単なお話しや、
カードを使ったテストが行われました。
カードを見て、どんな状況か説明をする。
言語聴覚士さんの質問の答えを当てる。
そんなテストでした。
これは言葉の発達状況を見るテストだそうで、
息子は一度間違うと混乱している様子でした。
発達的に4歳2ヶ月程度とのこと。今現在4歳8ヶ月なので、若干遅れ気味ですが、
まぁ心配いらないとのことでした。
面談をしていて胸がキュッとなる瞬間が
面談をしていて一番胸がキュッとなる瞬間がありました。
それは、息子本人が吃音を自覚しているかについて。
私が本人は自覚していると思います。と、お伝えしたところ、
言語聴覚士さんが、息子に、「言葉が出づらいな~変だな~って感じたことある?」
と、質問した時、「こくん」と首でうなづきました。
「幼稚園でお友達に何か言われたこととかある~?」の質問に、
何とも言えない表情を見せました。照れているのか、答えたくないのか。
その瞬間、胸がキュッとなりました。
これから、息子の喋り方について、真似してくる子がいるかもしれない。
そんな不安もよぎりました。
これからのことについて
吃音はこれをすれば「治る」という保証や治療法がありません。
女の子は8割程度、男の子は6割程度の子が自然治癒するそうです。
大事なことは「吃音は悪いことじゃない」と負のイメージを持たせないこと。
ただ、成長するに連れ、人前での発表が苦痛になったり、友達にからかわれたりする機会が出るからもしれないこと。
そういったことを踏まえて、周囲の理解を得たり、予防線をはっておくことが大事だということも知りました。
言語聴覚士さんに、「保護者会の時に息子の吃音について話してみても大丈夫ですか?」
そんな質問をしてみたところ。もちろんOKと言われました。
当事者家族ならば、吃音について多少理解があるかもしれませんが、中々当事者ではないと正しい理解が得られていないケースが多いです。
そこで吃音のある子どものまわりの方へのプリントをもらいました。
これは今度年中さんの担任になる先生に渡しておこうと思います。
そして保護者会で言うセリフは、こちらの本が凄く参考になりました。
P61~
うちの子時々どもる吃音があるんですが、
うちの子の話し方について聞かれた時は、「わざとじゃない」と伝えていただけたらうれしいです。
子どもを守れるのは親しかいません。
予防線は大事だと思うので、4月の保護者会で、きちんと理解を得られるよう、
伝えておこうと思います。年少さんでは違和感を感じない子が多かったと思いますが、年中さんは心が凄く発達する年齢だと思っています。
P62~
まず親にできることは吃音の正しい理解について、周囲に知ってもらうことです。
そして、子どもがのびのびと話せる環境作りをすることです。
子どもは成長とともに、園・学校の小さな社会の一員となります。
その時期に周囲に認められることが、大人の社会に入っていく自信へとつながります。
家庭でできる環境調整
今回、面談は出来ましたが、言語聴覚士さんの支援を受けられるまでに、1年から2年の待ち時間があります。
それまで、家で出来る「環境調整」で様子を見るということになりました。
今回もらったプリントを一部引用します。
吃音で悩んでいる方の参考になればと思います。
・急がず、ゆっくり、たびたび間をとり、話しかけましょう
ご家族みんながゆっくりリラックスして話す方が効果的です。
・質問の数を減らしましょう
大人の質問にこたえさせるより、お子さんが自分の考えを表現するほうが、ずっと自由に話せます。質問するのではなく、お子さんが言ったことに耳を傾け、コメントしてあげましょう。
・毎日決まった時間に、お子さんのみに注目し関わる時間を持ちましょう
20分で結構です。この時間は、お子さんにやりたいことを選ばせましょう。
話すか話さないかはお子さんに任せましょう。
この静かな穏やかな時間は、お子さんの自信を築きます。
・家族全員が聴く、話すの順番を学びましょう
言葉をさえぎられること、競って話そうとすることは、非流暢になりやすいです。
家族全員で流暢に話しやすい環境を整えましょう。
・「話を聞いているよ」「時間は十分にあるよ」というイメージを伝えましょう
アイコンタクトなどのことば以外の手段も用いて伝えましょう。
お子さんの言葉を繰り返すことで「聴いてもらえている、理解されている」と感じられ、話すことが楽しくなります。
・あなた自身の、お子さんとのコミュニケーションの様子を観察しましょう
難しい語彙や、言い回し、文で話しかけていませんか。
お子さんの目の前に存在する話題「今、ここで」の話の内容にしましょう。
・お子さんをあるがままに受け入れていることを伝えましょう
ゆっくりリラックスした話しかけをして、お子さんが、話し手としての自信を築くように援助することは、お話のスムーズさを増し、吃音を減らします。
しかし、最も大切なのは、「吃ろうと、吃るまいと、あなたが大好きで、いつも大切に思っているよ」というご家族の姿勢です。
まずは、周りの正しい理解、そして支援が大事なんだなと今回の面談で学びました。
夫にはこの本を読んでもらいました。何となく理解できたようです。
今のところ、少しは吃りますが、先週よりは落ち着いているような気がします。
家庭でできることをやってみる、吃音が治らなかった場合の支援を学んでおく。
これから吃音と上手に付き合うために、親子で出来ることを学んでいこうと思います。
また何か変化があればブログに綴りたいと思います。
以上、言語聴覚士さんとの面談の様子でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。