本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】日本を客観的に見れる寓話。百田尚樹さん著「カエルの楽園」を読みました。

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1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

今日ご紹介する本はこちら。

 

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百田尚樹さん著書、「カエルの楽園」です!

ネタバレ少々ありなので、情報なしに読みたい人はご注意を。

 

 

 

「カエルの楽園」の本の説明

 

アマガエルのソクラテスは楽園を求めて旅に出た。

 

そしてたどり着いた国「ナパージュ

 

ナパージュは「三戒」によって平和が保たれている国だった。

 

けれど、ある日ウシガエルが足を踏み入れるようになって・・。

 

 

日本は三大原則によって平和が保たれているように思われる。

けれど、それって本当に自国を守れるの?

 

カエルの国を喩えながら、日本を客観的に見れる小説だ。

難しい政治的な話だけれども、小説の力で客観的に見れて面白い小説だ。

 

「カエルの楽園」の本で心に残った言葉

 

私はこの物語を全く前情報なしに読んだ。

読んでいくうちに、

あれ?これって日本のこと?そんな風に思わされた。

 

最後まで読んだ感想は、日本大丈夫かな。

そんな印象だ。

 

P85~

「いずれにしても、ナパージュは――」

「国全体がゆっくり、静かに、老いていってるんだ」

 

少子化、過去の戦争、今の状態、それらをひもとくと、

あれ?日本って知らず知らずのうちに、衰退しているんだ。

そう感じられた。

 

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自分の経験

 

この物語に出てくるキーポイントは「三戒」

 

カエルを信じろ

カエルと争うな

争うための力を持つな

 

これは日本国憲法の三大原則の例えなんだけれど、

私自身も子どもの時からこの教えを習い、日本はもう二度と戦争を起こさないから平和な国なんだ。

 

そう信じてきた。

 

教育というのは、ある意味洗脳的要素もあるもので、

そうだと教えたらそれが正しいと、疑いもせず、信じる力がある。

 

それはある意味宗教に近い。

 

本当にそれで国は守れるのか?

このカエルの楽園を読んでそう思わされた。

 

ある意味、本を妄信することも、一種の洗脳だから怖い部分もあるのだけれど。

そんなことを言ってしまうと、何を信じていいのやらという気持ちになるけれど、

結局は自分の頭でしっかり考えろということなのだ。

 

これからしたいこと

 

ソクラテスのように、本当にそうなのだろうか?

疑問を持つことが大事だと思った。

この本ではソクラテスだけが疑問を持つ。

そしていろんな人の意見を聞いてみる。

 

そうすると、大多数に見えることが、実はそうでなかったり。

一部分の意見だったり。

真実ではなかったり。

 

昔の人がこう言ったから絶対なんだはなく、

今の世界の情勢や、状況に応じて対処していかなくてはいけない。

 

そしてやっぱり政治に無関心はダメだと思う。

どうせ変わらないから投票に行かないは恥ずかしいと思う。

 

おわりに

 

さすが、百田尚樹さんという小説だった。

 

永遠の0

 

 

 海賊とよばれた男

 

 二つの小説がとても好きなんだけれど、

このカエルの楽園も新しい視点をくれた小説だった。

 

最近発売のカエルの楽園2020も気になるところ。

 

 

私たちの楽園はいつまで続くのか。

この災害続きの日本の未来はの行く末はいったい。。

 

 

 以上、カエルの楽園を読んだ感想でした。

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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