本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

小学校高学年の子たちにどう接したらいいか不安だったけれど、案外可愛い子たちだったお話し。

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おはようございます。

 

今日は普通のふっつーの日記です。

 

 

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先日のこと。

学校でどんぐりを使ってマラカスを作るので、

どんぐりを持って来れる人は10月中に持ってきてくださいとお達しが来た。

 

早速子どもたちを連れて、

どんぐりがたくさん落ちている公園へ行った。

 

こんな時、すぐあの公園に行けばどんぐりが拾えると浮かぶのは、

やっぱり公園遊び歴6年。

 

季節を通して遊んだからこそ分かる術である。

 

自転車をこいでいつもと違う公園へ。

 

さて、娘は人よりも負けん気が強い。

 

○○ちゃんはこれくらい学校に持って来たら、それよりも多くとるんだ!!と、

大張り切り。

 

そんなことで競争しなくてもええんよ。と、思いながらも、

一面広がるどんぐりたち。

君たちよく落ちてきたね。

そう、言いたくなるほどの落ちっぷり。

 

秋の象徴どんぐりである。

息子はどんぐりころころを陽気に歌いながらマイペースに遊ぶ。

 

私が踏むと見事に割れるかわいそうな子たち。ごめんね。

 

どんぐりの中身って本当に木の実なんだなぁと思えるほど、

おいしそうな色をしているのだ。

 

さて、娘はビニール袋いっぱいにどんぐりを拾った。

1キロくらい拾ったんじゃないだろうか。

 

そんな娘。

あろうことか、その袋を持ちながら大きな滑り台を滑ったのだ。

ちょいまて!!

袋縛って滑りなさい!!!そう言ったのにだ。

 

嫌な予感がした。

うん、むしろ想像した通りの出来事が起こった。

 

娘が持つ袋から大量のどんぐりが滑り落ちるではないか。

何やってんだよ!!!!!

いや、そうなるの分かっていたし。

 

ホント、何してんの!?!?

 

どんぐりたちが勢いよく滑る。

そりゃ滑るわ。

 

盛大などんぐり滑り劇であった。

それを見ていたのは、私だけでなく、

その日そこで遊んでいた高学年のお姉さんお兄さんたちだった。

みんなの視線が滑り台の下に集中した。

 

私と娘と、どんぐり拾いを再開した。

息子は横で「何やってんだよー!!」と口だけ立派に動かす。

 

そんな時だ。

 

何もなかったかのように、高学年集団がさーっと寄って来て、

無言でどんぐりを拾いだした。

 

ポツリポツリ言葉が発っせられる。

「どんぐり拾うの無心になれて楽しいよね」

「私も小さい時よく拾った~」

 

な、なんて優しい子たちなんだ。

 

私は胸が熱くなった。

 

「一年生ってかわいいよね」

「そういえば、今年の一年生に(しのぶ)っていう子いるらしいよ~」

 

ん??

そこで、鬼滅好きとしては反応せずにいられなかった。

 

私はみんなに向けて質問してみた。

「みんな~鬼滅の映画観た~!?」

 

そこからフレンドリーにお話しスタート。

聞けば娘と違う小学校の子たち。

 

聞けば六年生らしい。

男女7人くらい居たかな?

みんな本当に優しくて気さくな子たちだった。

 

私は娘が1年生ということもあり、

6年生は大人びて見えて、正直どう接したらいいか分からないのだ。

かつて自分も6年生を経験しているのに、

6年生への接し方がよく分からない。

でもあの時の気持ちはなんとなく覚えている。

 

大人になった今、6年生がすっごく大人に見えてしまう。

でも実際話してみたらそんなことはなく、見た目は大人っぽいけれど、

中身はもちろんしっかりしていて、社会性があるというか。

この子達を立派に育てたであろう、そのご両親や学校の先生にも感謝したい気持ちだった。

 

ホワホワした気持ちにさせてもらえた。

 

どんぐり拾いはモノの数分で終わった。

 

娘が何十分も時間をかけて拾ったどんぐりは、みんなで拾えばあっという間に終わってしまった。共同作業ってなんて時短なんだ。

 

そこから娘と息子は6年生の集団の輪に入り、

遊びがスタートした。

 

あぁ、私の出番はもうないと言っていいほど、

こうやって最近子どもたちは自分たちよりもうんと年上の子たちと遊ぶのだ。

 

私はスッと身を引き遠くから見守るだけに徹した。

そしてひたすらウォーキングをして、

時々子どもたちの様子を見る。

 

こうやって年上の人に優しくしてもらったうちの子達は、

自分たちが高学年になった時、下の子たちに優しく出来るだろうか?

 

今日優しくしてもらった恩を心に刻むのだよ。

そう思った母なのでした。

 

うん、やっぱり公園って社会の入り口の勉強になる。

こうやって、人は人によって磨かれるのか。

 

毎日毎日の公園遊びも、あと数年なんだな。

 

子育て、これはやっていてよかったナンバーワンだと思う。

子ども時代は子ども時代にしか出来ないことをやるにつきる。

そう感じた出来事でした。

 

帰って、夜、母さんはどんぐりを煮ました。

虫が出てヒエー!!!ってなった経験ありですからね。

 

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結局、これはとれたどんぐりの半分。

これでも鍋いっぱいですよ。

 

娘も満足気に次の日学校に持って行ったのでした。

 

娘のしくじりのおかげで、公園社会コミュニケーションの勉強になったよ。

ピンチはチャンス。

娘よ、楽しい思い出をありがとう。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

★公園遊びに関する記事はこちら★

 

 

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