おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
小川糸さん著「とわの庭」です!
「とわの庭」の本のあらすじ
帰って来ない母を<とわ>は一人で待ち続ける。
小さな庭の草木や花々、鳥の声。
生命の力に支えられ、光に守られて生き抜く
<とわ>の物語。
何があっても、前を向いて生きる
普段、ネットで本を予約したり、購入したりすることが多い中、
久しぶりに本屋さんで、吸い寄せられるように手にとり、
小川糸さんの長編だ~!と嬉しくなって購入した本です。
装丁も惹かれたポイントでした。
「とわの庭」を読んで心に残った言葉
P158~
わたしにとって読書とは、食べることにも似た、
物語に宿る命そのものを自分に取り込む行為だった。
P180~
いつからか、わたしにとって、人の存在というのは花束なようなものになった。
私はこの物語を一言で表現するならば、
「五感」だと思っている。
この本からあふれ出す、五感を使った表現の数々。
一文一文に、五感が表現されている。
まるで私も「とわの庭」にいるような気持にさせてもらえた。
自分の経験
この物語は、最初は綺麗なふわふわした美しいお話しなのかと思ったが、
とんでもない。
途中、苦しくて、切なくて、読み進めるのが辛かった。
ちょっとした社会問題も訴えている要素が入っている。
私は「とわ」に比べたら何不自由なく暮らしている。
けれど、感性は「とわ」より劣っている。
せっかく授かった、この感性を生かし切れていないと実感したのでした。
これからしたいこと
もっと、立ち止まって季節の移ろいを感じたいと思う。
こんなにも見渡せば、生命で溢れた木々や動物、地球の声が聞こえる環境にいるのに、
私は淡々と毎日をただ消費しているだけだと感じた。
それにしても小川糸さん。
やっぱり大好きな作家さんです。
最後には小川さんらしく、希望の光を与えてくれる物語なのでした。
この本読んだ方いますか?
感想聞きたいです。
いつでもお待ちしています。
素敵な本に出会えてまた、心が耕されました。
以上、小川糸さん著「とわの庭」の感想でした。
★小川糸さん作品はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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