おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
「老人と海」の本のあらすじ
84日間の不漁に見舞われた老漁師は、
自ら慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海に出る。
やがてその釣網に、大物の手ごたえが。
見た事もない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に海はさらなる試練を課す。
自然と脅威に翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神が描かれた物語。
ノーベル文学賞を著者にもたらした作品でもある。
ヘミングウェイ作品を私は今回初めて読みました。
私の使っている読書ノート、
モレスキンとは切っても切り離せない人物の一人です。
あの「ヘミングウェイ」も使っていたと、豪語されるモレスキンノート。
そんな歴史あるノートを使っている身として、
その人物の作品を未だ読んだことないことに少なからずためらいがありました。
今回読むことができて本当によかったです。
「老人と海」を読んで心に残った言葉
P33~
毎日が新しい日だ。運が向けば言うことはない。
とにかく正確な手順を守ることだ。
長年を漁師を続けていた老人サンチアゴの「習慣」が伺える一文だった。
「正確な手順」はすなわち、正しい「習慣」を意味すると思った。
毎日が新しい気持ちで、甘んじることなく、手順さえ守れば、その時が来た時にきっちり対応できる。
そういうことが伝わってきた。
P87~
あの子がいたら、すべり出る網を濡らしてもらえるんだが、
と老人は思った。
そう。あの子がいてくれりゃ。あの子がいてくれりゃ。
「あの子がいてくれたら」何度も何度も作中に出てきた、サンチアゴの思いだった。
それだけ、サンチアゴにとって、少年マノーリンの存在は大きいんだろうなと思った。
私もそう思った。
何も一人でこんな大変なことに遭遇しなくても。
1人じゃとてもじゃないけれど、「無理!!」
そう思えるくらい、次々と試練が訪れるのだ。
自分の経験
私も夫と結婚する前、夜の磯釣りで人生最大の大物の魚を釣った経験がある。
というのも、夫の竿に75cmの真鯛がヒットしたのだ。
夫にとっても人生最大の真鯛だったそうだ。
私は夜、暗闇の中、大物の感触をつかんだ夫のサポートを必死でしたのだ。
私はタモ(網)ですくうという大役をすることになり、
悪戦苦闘をした。
海の海水につかりながらも頑張ったのだ。
後にも先にもあんなに大変な自然との闘いはあの時くらいだろうと思う。
吊り橋効果で、あの時の時間の共有が今に繋がっているのかもしれない。
あの時二人で力を合わせた魚は魚拓にして、部屋にも飾っている。
大きな真鯛を二人で捌き、食べてみたところ、味は美味しくなかった。笑
真鯛は大きくなるとおいしくないらしい。
けれど、ここまで大きくなるまでの年月とか、いろんな思いを魚に馳せると、
この老人の海に出てきた「カジキ」とリンクした。
P112~
だれでも何かを殺して生きているんだ。
海の怖さを知っているからこそ、よりこの物語に移入できたと思う。
余談だが、結婚式の時、
私の弟が私たちに向けてスピーチをしてくれた。
その時、夫に向かって弟がこう言った。
「人生最大の大物(私)を釣り上げましたね」
なんて言ってくれたことが今でも思い出す。
なんてことを言うんだ我が弟よ。けれどおもしろかった。
この話は未だにたまに夫からからかわれるエピソードだ。
これからしたいこと
今回この「老人と海」を読んでみようと思ったきっかけは、
あっちゃんの分かりやすい解説のおかげで、こういう話だったのか!!と、
入りやすい入口を作ってもらえたから。
齋藤孝先生の本でも、名著は漫画でも分かりやすい解説から入ればいいと、
本でも書かれている。
何も知らないよりは、簡単なものから入ればいい。
そう、アドバイスのおかげで躊躇なく、
名著だけれど、
読むきっかけがなかった本を動画で見て、読んでみよう!!
という気持ちになれたことはよかった。
今後もそういったきっかけから、本を読むハードルを下げて読んでみようと思う。
「老人と海」は魚釣りが好きな人ならきっと読みやすい物語なんじゃないかな?
と、思いました。
ちなみに夫は小学生の時に読了済みでした。さすが釣り好きです。笑
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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