おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
山本文緒さん著「自転しながら公転する」です!!
「自転しながら公転する」の本のあらすじ
こちらの本は、2021年本屋大賞ノミネート作品となっています。
山本文緒さんの小説を読むのは初めてなのですが、
7年ぶりの小説だそうですよ!
478ページの分厚い本書。
★あらすじはこんな感じです★
東京で働いていた32歳の都は、
親の看病のために実家に戻り、
近所のモールで働き始める。
恋愛、家族の世話、仕事。
迷い、泣き、もがき、遠回りしながらも、巡りついた先にみつけたものとは・・。
「自転しながら公転する」を読んだ感想
早速感想から語っちゃいます!!
女性なら誰でも共感するであろう、人生の分岐点がたくさん描かれている内容でした。
物語も3人の女性の視点が細かく細かく描かれています。
あぁ、人生ってこんな感じ。
迷いながら、もがきながら、それでも一筋の希望や光が時々照らしてくれる。
そして巡り巡って一巡しているんだな。
まさに表題の通り、「自転しながら公転する」のが人生だ。
そんな読後感を感じました。
今、正に、恋愛や仕事、家族のことで悩んでいる人にはどんぴしゃな小説なんじゃないのかな?
そんな風に感じました。
主人公、都の迷いながらも生きるその姿勢、
周りの友人たち、家族、恋人、同僚、
全ての人との関わりあいから、まるで、都の人生の登場人物の一人になった気分で読みました。
不安や、不満、色々ありますよね。
結婚だけがゴールじゃない。
求めれば求めるほど、人生は苦しい。
都なりの、幸せの定義を最後はみつけられて本当によかった!!
都の恋路もどうなっちゃうの!?
ハラハラドキドキさせられましたよ。
「自転しながら公転する」を読んで心に残った言葉
P144~
年をとるということは、
若さと引き換えに安定をもらえるものだと思ってきたが、
そういう認識が誤りだったのかもしれない。
時間がまだ無限に感じられた頃は、
焦りもなかった。
けれど年長者を看取り、
自分の時間もカントダウンが始まったのかと思うと慌てないではいられない。
焦っているという自覚すらなかった。
もがいて沈むのではなく、体の力を抜いて浮かなければ。
このセリフは、都の母、桃枝のセリフです。
どちらかというと私は、今から迎えるであろう、人生の節目は、
桃枝よりの人生なので、
この言葉は予習の気持ちで心に残るセリフだった。
どんな年代にもその年代なりの悩みができるのだなと感じた。
おわりに
本屋大賞ノミネート作品、どれも良い作品ばかりです。
どんな小説が面白いのか、
私にはまだ目利きができないので、
こういったきっかけはありがたい。
今までの人生圧倒的に小説を読む量が少なかったので、
この「本屋大賞ノミネート作品」を全て読了する!の密かな企画が楽しいです。
この「自転しながら公転する」は、
トップ3に入るんじゃないかな?と、
予想しています。
それだけ、丁寧に、尚且つ共感ポイントがたくさんの小説でした。
ドラマか映画にもなりそうな予感。
本屋大賞ノミネート作品も残り2冊となりました。
2月中に読了したいと思います^^
以上、山本文緒さん著書「自転しながら公転する」の感想でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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