おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
アンデシュ・ハンセンさん著書「スマホ脳」です!!
この本の説明
平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。
だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子に
デジタル・デバイスを与えないという。
なぜか?
最新研究が明らかにするほはスマホの便利さに溺れているうちに
あなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。
第一章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた
第二章 ストレス、恐怖、うつには役目がある
第三章 スマホは私たちの最新のドラッグである
第四章 集中力こそ現代社会の貴重品
第五章 スクリーンがメンタルヘルスや睡眠に与える影響
第七章 バカになっていく子供たち
第八章 運動というスマートな対抗策
第九章 脳はスマホに適応するのか?
第十章 おわりに
デジタル時代のアドバイス
心に残ったこと
P161~
「私たちが作り出したのは、短絡的なドーパミンを原動力にした、
永遠に続くフィードバックのループだ。
それが既存の社会機能を壊してしまった」
フェイスブックで初代CEOを務めたショーン・パーカーも、
同社が人間の心の脆弱性を利用したと明言している。
彼もまた、こう言わずにはいられなかった。
「子供の脳への影響は神のみぞ知る」
SNSがなぜ無料で使えるのか?
その仕組みを理解することは大切だ。
できるだけ私たちを長く画面の前に居させることが目的だ。
人間の脳の仕組みをうまく利用した、営利目的。
「フィードバックのループ」
今日自分が見た情報で本当に見て良かった情報はあっただろうか?
費やした時間に対して得るものはあっただろうか?
そう自問した時、実はほとんど何も覚えていないことが大きい。
企業側は人間の身体に適した、SNSを作る選択もあったかもしれない。
けれど後戻りはできないようだ。
子供への影響?
その答え合わせは大人になった子供が教えてくれると思う。
P195~
毎日スクリーンの前で4時間も過ごしていると、
子供や若者は遊んだり「本当の」社会的接触を持ったりする暇がなくなる。
運動やしっかり睡眠を取る時間もない。
大半の人にとってはたいした問題ではないかもしれないが、
精神的に脆い人や、スマホやSNSを使う人にとっては、それがコップから水が溢れる最後の一滴になる可能性がある。
何かに時間を使うということは、その時間で出来たであろう、
何かを奪うということ。
機会的損失は計り知れない。
それは大人と同様子供も同じだ。
子供への影響はその子供が大人になってからじゃないと分からないので、
私はなるべくなら、子供のスマホは、脳がしっかり育ち、
制御できる自制心が出来てからと、この本を読んで思った。
あの時与えなきゃよかった。なんて結果にはさせたくない。
おわりに
スマホの付き合い方。
時々見直しています。
世間と逆行しながら、自分の時間を確保しているところです。
この本の良かったところは、
人間の歴史的観点から見た、脳の仕組み。
なぜスマホを見すぎるとよくないのか?
それへの対処法。
デジタルとの付き合い方のアドバイスが書かれていました。
そして、何でも自然がいいというわけではなく、
どちらが便利で適しているか?
その便利なモノの弊害も加味した上で、
どう答えを出すか、読者に委ねている点がよかったです。
この本は答えばかりを集めた本ではありません。
問いを提起する本でもあるのです。
変化の激しい時代。
自分の時間をコントロールできるのは、
自分だけだなと改めて思うのでした。
デジタルとの付き合い方、今後も慎重に模索していきたいと思います。
2月からデジタル断食を始めていて、
今のところいい感じです。
習慣って怖いです。
おかげで、自分のやりたいことに注力できているとここ最近実感中です。
以上、アンデシュ・ハンセンさん著「スマホ脳」を読んだ感想でした。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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