おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
辻村深月さん著「冷たい校舎の時は止まる」です!!
「冷たい校舎の時は止まる」の本のあらすじ
雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。
凍りつく校舎の中、2ヶ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でも顔と名前がわからない。
どうして忘れてしまったんだろうーー。
第31回メフィスト賞受賞作。
こちらの本は、辻村深月さんのデビュー作となっています!!
この本はミステリーを含む、青春小説です。
舞台は高校。
そしてなんと言っても驚きなのが、
登場人物に「辻村深月」ちゃんという子が出てくるところ。
作者の名前が小説に登場するとは!!
8人のキャラ設定がしっかりされており、丁寧に深堀されていりるので、
人数の多さの割にはすんなりと把握できました。
そして、辻村さんの長編の特徴と言えば分厚い本。
そんなことを感じさせる間もなく、一気読み、
そして、私にとっても大好きな一冊になるのでした。
「冷たい校舎の時は止まる」を読んで心に残った言葉
下巻
P543~結局、何が最終的に支えだったのか、
原因だったのかなんて、本人じゃないとわからない。
もう絶対にわかんないんだよね。
同級生が自ら命を絶つということ。
それはとても衝撃的な出来事です。
何が原因だったのか、救えたかもしれない。
後悔がつきまといます。
あれこれ悔やんでも悔やんでも、
結局は本人しか分からない切なさが伝わる一文でした。
「冷たい校舎の時は止まる」を読んだ感想
辻村さんの作品大好きです。
重いテーマではあるのですが、
ミステリーとホラー要素もありつつ、
けれども高校生たちの、友達に見せる顔と、
本当の裏の心打ちが細かく描写されていました。
誰でも内に秘める本当の自分っていると思います。
劣等感だったり、やるせなさだったり、
友達の前ではいい顔をしたり。
同級生の死を通して、自分たちがどんな生き方をしてきたのか、
どんな過ごし方の結果、このようなことになってしまったのか、
考えさせられる内容でした。
けれども読了後は爽やかなんですよね。
救いをいつも与えてくれる辻村さんの虜です。
辻村さんの作品は全部読みたい。
ゆっくりゆっくりですが、読み進めたいと思います。
以上、「冷たい校舎の時は止まる」の感想でした!!
★辻村深月さん作品はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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