おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
原田ひ香さん著書「サンドの女三人屋」です!
この本の説明
美人三姉妹が営む「三人屋」は、
三女の就職を機に業態転換。
次女が朝から昼間まで売る自家製の
玉子サンドイッチが見映えもよくおいしいと大評判に。
かたや長女のスナックには、
ゲイの青年、ヒモ作家、
女泣かせのスーパー店長など、
ワケあり常連客が夜ごと来店。
三姉妹の色恋沙汰を肴に、
互いの悩みを打ち明け合う・・・
裏表紙より引用
原田ひ香さんの本を読むのはこれで2冊目。
前回読んだ、「まずはこれ食べて」を読んで、
本文に出てくる、食事のシーンがおいしそうなのと、
ちょっと意外なエピローグが面白かったんです。
今回のサンドの女も、インスタでよく見かける本でして、
またまた美味しそうな装丁に惹かれて読んでみることに。
今日から読む本はこちら。#原田ひ香 著#サンドの女
— あやこ@読んで書いて話す人 (@genko_library) 2021年7月18日
原田さんの本を読むのは2冊目。
美味しそうなサンドイッチの絵に惹かれて借りてみた。#読書 pic.twitter.com/lspTvYyCe3
この本の面白いポイント
この本の面白いポイントは、
スナックで繰り広げられる常連たちの会話かなと思います。
スナックはあらゆる愚痴や噂が飛び交う場所でもありますよね。
このサンドの女に登場する常連客は、
皆商店街に住む人たち。
新参者も、このスナックに通えば顔見知りになります。
そして何よりも魅力なのは、
美人三姉妹の長女、夜月の人柄なのかなぁと思いました。
想像するなら銀座のママというところでしょうか。
とにかく、人をちゃんと見ている。
何も考えていないようで、洞察力があり、
そして、客を虜にしてしまうのもまた魅力なのかなと思いました。
夜月や常連客と関わることによって、
ちょっと低迷していた人物たちが、
立ち直っていく姿に元気を貰えました。
基本明るい展開になるので、読んでいて落ち込むこともなく、
元気がもらえるそんな内容だと思います。
そして美味しそうな装丁の玉子サンド。
この玉子サンドのおいしさの秘訣が終盤明らかになります。
美味しい秘訣は意外な方法でした!
心に残ったこと
P301~
「商店街って店をやっている人だけでできているわけではないのよ。
来てくれる人、すべてでできているの。
森野さんもその一員」
その街の商店街の雰囲気ってありますよね。
商店街って好きです。
その街特有の空気が流れていたり、
常連客同士の会話が飛び交っていたり。
やっぱりスーパーとは一味も二味も違う、
人間模様が垣間見れる場所なんじゃないかなって思います。
行きつけけの商店街が欲しくなる瞬間でもありました。
おわりに
今回読んだこちらの本。
実は一作目があったようでして。
やらかした~!と思いましたね。
続編から読んでしまったわけなんですが、
結果的に言って、この続編「サンドの女」から読んでも楽しめる一冊でした。
もしこの本を読む場合は、「三人屋」から読むことをおススメします!!
人の人生はきっとサンドイッチのように、
人と人との間に挟まれて、
より味わい深くなるのかなぁなんて、
この「サンドの女」を読んで思いました。
あぁ~、玉子サンドが食べたい。
登場人物たちの、悩みを傍観しつつ、
自分もスナックの常連客になった気分で読める楽しい一冊でした!
玉子サンドのおいしい秘訣が知れてよかった!
以上、原田ひ香さん著書「サンドの女三人屋」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んだよ~!のしるしに、ポチっと応援して頂けると更新の励みになります^^ ↓