おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
原田ひ香さん著「サンドの女三人屋」です!
「サンドの女三人屋」の本のあらすじ
美人三姉妹が営む「三人屋」は、
三女の就職を機に業態転換。
次女が朝から昼間まで売る自家製の
玉子サンドイッチが見映えもよくおいしいと大評判に。
かたや長女のスナックには、
ゲイの青年、ヒモ作家、
女泣かせのスーパー店長など、
ワケあり常連客が夜ごと来店。
三姉妹の色恋沙汰を肴に、
互いの悩みを打ち明け合う・・・
裏表紙より引用
原田ひ香さんの本を読むのはこれで2冊目。
前回読んだ、「まずはこれ食べて」を読んで、
本文に出てくる、食事のシーンがおいしそうなのと、
ちょっと意外なエピローグが面白かったんです。
今回のサンドの女も、インスタでよく見かける本でして、
またまた美味しそうな装丁に惹かれて読んでみることに。
「サンドの女三人屋」の本の面白いポイント
この本の面白いポイントは、
スナックで繰り広げられる常連たちの会話かなと思います。
スナックはあらゆる愚痴や噂が飛び交う場所でもありますよね。
このサンドの女に登場する常連客は、
皆商店街に住む人たち。
新参者も、このスナックに通えば顔見知りになります。
そして何よりも魅力なのは、
美人三姉妹の長女、夜月の人柄なのかなぁと思いました。
想像するなら銀座のママというところでしょうか。
とにかく、人をちゃんと見ている。
何も考えていないようで、洞察力があり、
そして、客を虜にしてしまうのもまた魅力なのかなと思いました。
夜月や常連客と関わることによって、
ちょっと低迷していた人物たちが、
立ち直っていく姿に元気を貰えました。
基本明るい展開になるので、読んでいて落ち込むこともなく、
元気がもらえるそんな内容だと思います。
そして美味しそうな装丁の玉子サンド。
この玉子サンドのおいしさの秘訣が終盤明らかになります。
美味しい秘訣は意外な方法でした!
「サンドの女三人屋」を読んで心に残った言葉
P301~
「商店街って店をやっている人だけでできているわけではないのよ。
来てくれる人、すべてでできているの。
森野さんもその一員」
その街の商店街の雰囲気ってありますよね。
商店街って好きです。
その街特有の空気が流れていたり、
常連客同士の会話が飛び交っていたり。
やっぱりスーパーとは一味も二味も違う、
人間模様が垣間見れる場所なんじゃないかなって思います。
行きつけけの商店街が欲しくなる瞬間でもありました。
おわりに
今回読んだこちらの本。
実は一作目があったようでして。
やらかした~!と思いましたね。
続編から読んでしまったわけなんですが、
結果的に言って、この続編「サンドの女」から読んでも楽しめる一冊でした。
もしこの本を読む場合は、「三人屋」から読むことをおススメします!!
人の人生はきっとサンドイッチのように、
人と人との間に挟まれて、
より味わい深くなるのかなぁなんて、
この「サンドの女」を読んで思いました。
あぁ~、玉子サンドが食べたい。
登場人物たちの、悩みを傍観しつつ、
自分もスナックの常連客になった気分で読める楽しい一冊でした!
玉子サンドのおいしい秘訣が知れてよかった!
以上、原田ひ香さん著「サンドの女三人屋」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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