おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
大原扁理さん著「年収90万円で東京ハッピーライフ」です!
「年収90万円で東京ハッピーライフ」の本の説明
東京多摩地区にて月7.8万で生活をする著者。
働くのは週に2日。
20代半ばから週休5日の生活。
趣味は読書と散歩。
お金もモノも地位もない質素倹約生活だけれど、
楽しんで生活をしている著者。
そんな著者がどうして、
若くして隠居生活をすることになったのか。
その経緯と欲を持たない超合理的な生活が垣間見れる一冊となっています。
著者の哲学が学べますよ
かつての私も似た生活でした
私もかつて、沖縄で社会人として生活をしていた頃は、
年収120万ほどでした。
つまり月10万円での生活。
家賃や水道光熱費、食費、携帯代、諸々払って月1.2万円貯金する生活。
そんな生活を約3年間続けて、
上京資金を貯めて引っ越ししました。
私も一人なら月10万円でもなんとかやっていることを、
体感的に知っていますが、
上には上がいたとは!!
あの頃は今考えると、人とそれほど繋がることもないし、
情報の洪水に触れることなく、
自由きままに生活していたんだなぁと思います。
著者との大きな差は本を読んでいなかったこと。
もっと本を読んでいたら、
心が豊かになっていたかもしれません。
「年収90万円で東京ハッピーライフ」を読んで共感したポイント
著者の趣味は散歩と読書だそうです。
それはお金がかからないから。
そして読書についてはこんなことを語っています。
P18~
図書館はサイコーです。
何万冊という本をわたしのために所蔵してくれている!
わけではないのですが、そう思うと超楽しい。
ちょっと離れたところに、
でっかい本棚を持ってると思えばいいんです。
これは本当に同じ考え方。
私は本が大好きですが、所有欲がそれほどないのです。
それはなぜかというと、
また図書館で借りればいいと思っているから。
本も一種の欲が反映される代物。
たくさん持てば持つ程、
それを手放すことが辛くなるのも事実。
本との距離感は人それぞれですが、
私は少しミニマリスト気質を持っているので、
持たないように極力気を付けています。
P170~
30年生きてみてわかったことは、
人間が頭で思いつくことなんて、
結局はたいしたことないってことなんです。
未来なんてイヤでもやってきちゃうんだから、
目標とか立てずに適度にほっとくっていうのも、
ひとつの手じゃないかなあ。
未来はオープンチケットってことにして。
行き先も、
期日も決めないでおいて、
夢にも思わない面白いことをワクワクしながら待つのもオツなもんです。
夢や目標を持って、
やりたいことを叶えよう!
みたいな、イケイケな感じ。
世の中にありますよね。
私もその類に感化されること、
よくあります。
でもふとした瞬間に疲れちゃうこともあるのも事実。
結論から言うと、
どっちでもいいんじゃないかなって思います。
夢を持つのもよし、
持たなくてもよし。
その人自身の人生なんだもの。
どんな道を選ぶかはその人自身でいいと思う。
P176~
やるべきことを与えられるのは断然ラクなんですよね。
自分で考えなくていいし。
でもこれからの時代は、
自分で作り出すことを放棄したらあかんと思う。
放棄すべきは暴力と怠慢です。
自分の退屈の面倒くらい自分が責任もって見ないと。
今のご時世は何でも与えられる時代だなと思います。
ネットを開けば娯楽があります。
お金を使う娯楽ばかり使っていると、
頭を使わなくなってしまいます。
これは大人も子どもも同じ。
想像力があることって、
人間の醍醐味だと思うのですね。
想像力を駆使して、
自分で娯楽を作るようになるべくしたいなぁと思います。
だから、子どもにはおもちゃゲームも与えすぎはよくないと思うので、
慎重にしています。
「年収90万円で東京ハッピーライフ」を読んだ感想
月7.8万円での生活。
傍から見ると、質素すぎてつまらないんじゃないか?
そんな風に思えるかもしれません。
けれど、著者はとっても自己満足して生活していることが、
この本を読んでよく分かりました。
とっても幸せそうなんです。
それは多くの本を読んで得た、
人間にとってどんな生活が一番合理的なのか、
健康、生活習慣、食生活、運動、
あらゆる知識を総合して取り入れ、
かつ、仏教の真骨頂マインドフルネスを取り入れたメンタル術。
(著者はぼーっとすることが大事と語っています)
年収90万円でハッピーライフそれは、
心も身体も自分にとって「心地いい」を取り入れた生活なのでした。
きっと著者はどんな土地へ行っても、
自分の軸を持った生活をすることと思います。
万人にこの生活を勧めるわけではありません。
けれど、
お金がいっぱいないと幸せになれないという価値観はちょっと違うと思います。
少ないお金でも心豊かに暮らせることが伝わる本でした。
著者の哲学に触れられる本書、
興味ある方は是非読んでみてください!
私は何だかココロがふっと軽くなる。
そんな本でした。
私は今でこそ、家族がいるから著者のような生活はちょっと難しいです。
けれど、
いつか独り身になった時はきっと、著者のような生活をする予感がします。
それは著者と同様、多くの本を読む中で、
何が大事かというのが分かってきたからです。
読書が趣味で本当に良かった!
以上、大原扁理さん著「年収90万円で東京ハッピーライフ」を読んだ感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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