本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】日常から距離をとるだけで見え方が変わる。phaさん著「どこでもいいからどこかへ行きたい」

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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phaさん著「どこでもいいからどこかへ行きたい」です!

 

 

 

 

 

この本を読んだきっかけ

 

この本を読んだきっかけは、

はてなブロガーの、梅つま子さんが紹介されていたのをきっかけに読みました。

つま子さんの紡ぐ本の紹介が実は好きでして、

いつも共感や気づきをもらえています。

 

読み応えのあるブログで名を挙げるとするならば、つま子さんの運営するブログ、

「明日も暮らす。」は、

気づきと、共感、新たな視点を享受させてもらっています。

つま子さんの娘さんと、私の娘も同級生ということもあり、子育ての面でも色々と参考にさせてもらっています。

 

そんな今回読むきっかけとなった本の紹介ブログ、

私のブログよりも詳しく紹介されていますので、是非読んでほしいです↓

 

www.tsumako.com

 

phaさんの本は過去に読んだことがありまして、

マッチョ思考、イケイケごーごーの類とは大きくかけ離れた、

 

自分をしっかり理解し、周りに流されることなき、

煽らず、せかさず、

自分に適した生き方を享受してくれる文章で何だか落ち着くんですよね。

 

それは、私も少なからず、

マイノリティ側の生きづらさを抱えているからかもしれません。

HSP気質のため、

人混みが苦手、コミュニケーションも下手。

あがり症、広場恐怖症的な面を持ち合わせている自分にとって、

安心する文章を紡ぐ人。

そんな印象を持っています。

 

けれど、そんな側面とは裏腹に私は好奇心が旺盛です。

 

そんなタイトルからしてもう、おもしろい匂いが伝わる本なので、

すぐに読みました。

 

 

phaさんのゆるい文章が好きです!

あやこ
 

 

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この本の説明

 

この本の構成は、

 

第一章が「旅」について。

普通の観光では注目しないような、

高速バス、ビジネスホテル、サウナなどの日常からちょっと距離をとるコツを紹介しています。

 

第二章が「街」について。

どこの街にでもあるようなチェーン店の良さについて語っています。

ファミレスや漫画喫茶、牛丼屋の楽しむコツが紹介されています。

 

第三章が「住む場所」について。

いろんな土地のいろんな家に泊まったり暮らしたりしてみたお話しが紹介されています。

 

この本のテーマは2つ。

 

「何もなさそうな場所でも面白いことはいくらでも見つけられる」

 

「同じ場所にいるとすぐに飽きてくるから新しい場所に移動しつづけたい」

 

小さな行動で日常は変えられる。

見方を変えると、日常が変わる。

そんな気づきを得られる本でした!!

 

 

あやこ
 

読むとどこかへ行きたくなりますよ!

 

 

心に残ったこと

 

P7~

多分、僕が旅に求めているのは珍しい経験や素晴らしい体験ではなく、

単なる日常からの距離だけなのだ。

 

結婚し、出産し、独身の頃のように、

衝動的に旅に出る。ということができなくなり、

特に子どもが赤子だった頃は、

半径100メートル圏内で生活していたように思います。

 

あの頃の不満と言えば、やっぱり日常から距離が置けなかったことなんだと思うのです。

 

そして、今は、子どもたちもある程度大きくなったおかげで、

子どもを巻き込んで日常から距離を置けるようになりました。

 

行ったことのないお店に行ってみる。

ただ、それだけで気持ちが変わるので、

 

私も求めているのは「日常からの距離」だったのかもしれないとハッとさせられました。

 

P237~

結局自分たちみたいな真っ当に生きられない人間が真っ当に生きられない人間のままで暮らせる場所は東京しかないのかもしれない。

 

「人口が多いので自分と同じようなマイノリティの仲間を探しやすい」

「人口が多いのでどこかでトラブルを起こしても他のコミュニティに逃げやすい」

 

私も人混みが苦手なのに東京に住んでいます。

そして心地よさを感じる理由は、phaさんがおっしゃっているのと同様なのかもと腑に落ちるのでした。

 

田舎出身だからこそ、異質が排除されたり、目立つあの感覚を肌で感じているからこそ、東京の多様さに安心や可能性を感じるのかもしれません。

 

そしてやはり、狭いコミュニティから抜け出せるのもいい。

自分で選択できる自由度の高さがやはり東京の魅力なのかも。

そんな風に思う一文でした。

 

感想

 

Phaさんは自分のことを飽きっぽいって言うけれど、

好奇心が旺盛の方なのでは?

この本を読んで思いました。

 

引きこもり体質なのに、行動力ある人だなと思いました。

 

嫌いだったサウナの醍醐味を知ったり、

別荘を買ってみたり、

シェアハウスを運営してみたりと、

 

行動しながらも、自分に出来ること、

やってみたいを実行している人だと感じました。

 

そして、どの街に行ってもだいたい同じという感覚。

凄く分かるなぁと思いました。

 

どこへ行っても劇的に自分が変わるわけじゃないけれど、

若い頃は海外に行けば何かが大きく変わる。

私もそんな大きな期待を持っていました。

東京に行けば人生変わる。

そんなことはないのです。

 

人生ってそんなもので、

日常の繰り返しの中で、

日常との距離をとって、また戻っての繰り返しなんだと思うのです。

 

要は、どんなモノゴトでも視点を変えながら楽しんだ勝ちなのかも。

この本を読んで元気がもらえました。

 

私も好奇心旺盛なタイプなので、

日常の中で、距離を置きながら楽しみ、

時には大胆に行動して知らない世界に足を踏み込んでみたりと、

自分の出来る範囲で出かけてみようと思います。

 

脳内で、日常の距離を置くとするならば、

「読書」がやはり最適快なんだなぁというのを再確認するのでした。

 

だから私は日常の中でも本の世界にワープをして、

時には、事件ものを読みハラハラしたり、

成功者の体験を読んでは自分もその気になったり、

主人公の恋愛を疑似体験したりと、

脳内距離を置けれてなんて幸せなことなんだろう。

改めて、読書はいい!

そんな再確認にもなりました。

 

以上、Phaさん著「どこでもいいからどこかへ行きたい」の感想でした。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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