おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
川口俊和さん著「思い出が消えないうちに」です!
この作品は「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの第三弾となっております。
この本を読んだきっかけ
いつも視聴している、ペキョ×2動画のペキョさんが動画で紹介されていて、
未読だったので、読んでみよう!ということで読みました。
ペキョさんの動画好きなんです。
分かりやすい書評はもちろんのこと、
所々にいつもボケを潜んだ動画、そして子育て中のパパさん、
しかもイケメンじゃないですか!笑
ブックチューバ―界隈の大先輩でもあります。
いつも動画楽しみにしています♪
が最近発売されたということもあり、未読の本を読んでみようということで、
「思い出が消えないうちに」を先に読んでみました♪
ペキョさん動画おすすめです!
この本の説明
とある街のとある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという
ただし、そこにはめんどくさい、非常にめんどくさいルールがあった
①過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会うことができない
②過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
③過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
④過去に戻れるのは、コーヒーを注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ
あなたなら、これだけのルールを聞かされてそでも過去に戻りたいと思いますか?
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる4つの物語。
第一話 「ばかやろう」が言えなかった娘の話
第二話 「幸せか?」と聞けなかった芸人の話
第三話 「ごめん」が言えなかった妹の話
第四話 「好きだ」と言えなかった青年の話
あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?
本書より引用
皆さんなら過去に戻りたいですか?
今回の舞台は北海道です!!
久しぶりに読んだので、登場人物の関係性を思い出しながらのスタートでした。
心に残ったこと
P382~
「私は思う。人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。
なぜなら、死なない人はいないからだ。
死が人の不幸の原因であるならば、
人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。
そんなことは決してない。
人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから・・・」
意外な人からのメッセージで涙でした!
私はこの最後の締めのこの一文が心に残りました。
身近な大切な人を失った悲しみというのはとてつもない喪失感ですよね。
けれどそれは不幸じゃないし、相手だって、苦しんで欲しくないはず。
自分たちも必ず経験する死。
不幸をたくさん経験するために生まれてきたのではないはず。
そう思わせてくれた一文でした。
感想
久しぶりに読んだこのシリーズ!
人間関係を思い出すのにちょっと手こずりましたが、
今回のシリーズ、一番いい!!と思いました。
皆それぞれ後悔をまといながら生きているんですよね。
生きている間にやっぱり思いはしっかり伝えておかないと。
そんな風に思いました。
登場人物の関係を本の最初などに載せてくれるともっと分かりやすいなと思います。
新作の「さよならも言えないうちに」はどんなお話しなんでしょうか。
シリーズものはついつい追いたくなりますね。
このコーヒーシリーズは映画にもなっていますし、
普段読書していない人にもとっても読みやすい小説となっていますので、
読書初心者の方にもお勧めの本だと思います。
皆さんは過去に戻れるとしたら戻りたいですか?
私はあの時こうしておけばというのはよくありますが、
あの人に伝えたい!という後悔はないですね。
それぞれの後悔を疑似体験し、現実世界の教訓として、
日々を過ごしたいと思います。
以上、川口俊和さん著「思い出が消えないうちに」を読んだ感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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