おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
今年から読み始めた館シリーズ第五弾となっております!!
この本の説明
館を埋める百八個の時計コレクション。
鎌倉の森の暗がりに建つその時計館で十年前一人の少女が死んだ。
館に関わる人々に次々に起こる自殺、事故、病死。
死者の想いが籠る時計館を訪れた九人の男女に無差別殺人の恐怖が襲う。
凄惨な光景ののちに明かされるめくるめく真相とは?
表紙裏より引用
さて、今回の舞台は時計館です。
百八個もある時計=煩悩の数ですね。
それだけの数の時計がある館。
もうそれだけで恐怖です。
時計のチクタクチクタクって、
何だか意味ありげなんですよね。
見えない時を刻む時計館で一体どんなことが起こるのか。
あまりの分厚さに読むのをためらいましたが、
一気読みでした!!
お休みの日に読むことをお勧めします!!
今週は祝日あるし、分散して読もうと思ったのに!
— あやこ@読書ノートと手帳時間 (@genko_library) 2021年11月21日
案の定の一気読みだった。。
トータル5時間くらいかかった。
600ページ超えの大作でした。
夕飯は、お昼の残りでごめんねご飯でした😅#館シリーズ#時計館の殺人#綾辻行人 著 pic.twitter.com/u5rQmyzd3l
心に残ったこと
P30~
「しかしまあ、往々にしてある種の出来事というのは、
そういった具合に絡み合ってくるものなんだな。
そして、こういうふうに妙な偶然が重なってくるところには必ず、
それなりの何かがあることになってる」
今回は数々の偶然から集まった九人の描写から始まりました。
編集担当の江南は、十角館でも登場した人物です。
その江南の出版社の企画で、
時計館で幽霊が出るという噂を、
霊能力者を呼んで検証しようということに。
そこに呼ばれたのは、大学生のミステリサークルのメンバーなのでした。
そして、このミステリーサークルのメンバーは、
子どもの頃、この時計館に訪れたことがあるのです!
そんな度重なる偶然。
何も起こらないわけがありません!!
この序章がもう、何かが起こるよ。起こるよ。
そんな出来事への入り口を感じる文章でした。
感想
あの十角館を彷彿させるような今回の「時計館の殺人」
嵐の夜。
そして不気味な時計。
十角館と似てると感じました。
何となく、犯人の予想はつくものの、
その動機までは予想のつかないものでした。
今回もお馴染みの島田さんによる、
名推理がお見事。
いつも、最後の最後に暴かれる真実に、
最後まで気が抜けませんでした。
今回も楽しく読む事ができましたよ。
次は黒猫館の殺人です!!
黒猫!!いったいどんな館なんでしょう(゚д゚)!
★館シリーズはこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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