本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】月をモチーフにした3つの物語。「残月記」を読みました!

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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小田雅久仁さん著「残月記」です!!

 

 

本の説明

 

本書は本屋大賞2022のノミネート作品となっています。

たくさんの人が本屋大賞ノミネートされる作品を予想していましたが、

予想外だったのが、この「残月記」です!!

 

失礼ながら私もノーマークの作品でした。

 

本書は月をモチーフにした作品となっています。

ジャンルとしては、SFやファンタジーディストピア小説の部類に入るのでは?

と、思います。

 

どの物語も月が登場します。

 

表題の「残月記」に関してですが、

舞台は近未来の日本。

独裁政治下のさなか、

恐ろしい感染症が流行しています。

 

その名は「月昂」

イメージとしては、今流行りのコロナウイルスみたいなもので、

感染症です。

 

病名に月があるように、

満月になると、「月昂」の患者は、

驚くべき身体能力を発揮し、暴力的になったり、

欲が抑えられなくなり、

事件が頻発になってしまいます。

イメージとしては、満月を見た孫悟空が猿になる。

あんな感じでしょう。

 

そういう、怖い面から、政府は、「月昂」に患った人は、

即、収容所に監禁する法律まで作ってしまいました。

 

この物語は、そんな「月昂」を患った一人の青年の、

闘いの物語でもあります。

 

闘いといっても、いろんな闘いを指します。

格闘技やアクション要素もありますし、

月昂との闘い、生と死への闘いでもあります。

 

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感想

 

昨今世界中を脅かしている、感染症

その感染症は近未来ではもっと厄介な代物になっているかもしれない。

ちょっと本当になってほしくないなぁと思いながら読みました。

 

3編ともゾワッとする物語でして、

本当にあったらイヤだなぁ。

そう思いながら読みました。

 

あまりディストピアって好きじゃないんですよね。(;・∀・)

同じファンタジーでもやっぱり私は明るい未来の方が好きです。

絶望的なのとか、支配的なのとか、嫌だな。

 

けれども過去を振り返ると、

そういった独裁政治ってありましたから、

今後も起こらないとは言えないわけで。

 

そしてそして、私の読書力の乏しさのせいか。

読んでいて難しい用語や表現がたくさんでした。

まだまだ私の読解力とか、語彙力が乏しいんだろうなと、

痛感した一冊でもありました。

 

普段、読みやすい本ばかり読んでいますからね。

そんな訳で、割と読むのに時間がかかった本書ですが、

好きな人はきっと好きなジャンルだと私は思います。

 

どちらかというと男の人の方が得意なのでは?

そう思いました。

 

月って人間にとってはとても身近な存在ですよね。

漢字にも「月」がつく字がたくさんあるくらい。

私たちにとっては切っても切り離せない存在だと思います。

月の満ち欠けによって、人の気持ちも変わります。

潮の満ち引きもかわります。

本当に不思議な存在。

 

そんな「月」をモチーフにした本書は、

新たな「月」の世界へ連れていってくれる想像力を掻き立てられる1冊だと思います。

 

 

以上、小田雅久仁さん著「残月記」を読んだ感想でした!

 

 

 

★過去に読んだディストピア小説はこちら★

 

この本も、いや~な読後感でした。笑

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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