おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
知念実希人さん著「硝子の塔の殺人」です!!
本の説明
深い森の中で煌々と輝く硝子の塔。
その構造は地上11階、地下1階、
巨大な美しい尖塔だ。
ミステリをこよなく愛する大富豪家、
神津島太郎の呼びかけで、集められた招待客、
刑事、霊能力者、小説家、料理人、探偵、医者など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人は毒殺され、ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた数々の伏線、読者への挑戦状。
ミステリ愛がふんだんに込められた本書は、
ミステリ好きにとってはフルコースのような一冊かもしれない。
2022年本屋大賞ノミネート作品です。
感想
初めましての知念さん作品です。
数々の著書が本屋大賞ノミネートにも入り、
読みたいなぁと思いつつ読めていなかった作家さん。
今回やっと読むことができました。
いや~!ミステリ愛が濃厚過ぎて、
これはファンにとってはたまらない一冊なのではないかと思います。
名前だけは聞いたことがある。
そんな作家さんたちの名前や作品がたくさん出てきたので、
ミステリ愛好家の方にとっては、
この作家さんの!この作品も!!となるんじゃないかな。
ここまで敬愛が込められた本があったでしょうか。
そんなミステリの愛が迸るほどまぶしい本書は、
内容も凄かった!!
本書の中で私が唯一知っている、
綾辻行人さんの十角館のオマージュでは?
と、思えるほど、
十角館を初めて読んだ時のようなワクワク感を味わさせてもらいました。
冒頭から犯人が分かるという何とも驚きの序章から始まり、
そこから読者が予想しなかった展開へ持っていくうまさ。
しっかりあっと驚くしかけが散りばめられており、
読者への愛も感じられる内容でした。
初知念さんでしたが、とっても楽しく読むことができましたよ。
ミステリ初心者も、ベテランも楽しめる本書。
ミステリーのテーマパークを楽しみたい人は是非本書を読んでみてください。
以上、知念実希人さん著「硝子の塔の殺人」を読んだ感想でした!
★過去に読んだミステリー小説はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んだよ~!のしるしに、ポチっと応援して頂けると更新の励みになります^^ ↓