本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】スイーツの力で悩みを解決!「バニラな毎日」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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賀十つばささん著「バニラな毎日」です!!

 

 

 

この本の説明

 

独立して開いた自分のお店、

洋菓子店「パティスリー・ブランシュ」の閉店の様子から物語は始まります。

 

主人公白井は、店は辞めたものの次の借主が決まるまで家賃を払わなければならず、バイトを始める。

 

バイト先はライバル店だった駅ビル内のお店「パスカル」だ。

 

そんなパスカルで、元常連のお客さんが次々と買い物に来る中、

誰もあの洋菓子店の店主だとは気づかずに買い物する様子にヒヤヒヤしながらも、

一人のマダムだけは気づいて声をかえられることに。

 

次の借主が決まるまでお店の厨房を貸して欲しいという。

 

そこでマダムが始めたのは、風変りなお菓子教室だった。

 

あなただけのお菓子教室。

参加条件は「悩み」があること。

 

 

メニュー

Recipe1 失敗は成功のタルトタタン

Recipe2 混沌がおいしいイートン・メス

Recipe3 完璧オペラと上出来ホットケーキ

Recipe4 謙虚で自由なモンブラン

 

 

 

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感想

 

お決まりの装丁に惹かれて読んでみた一冊です。

大好きなスイーツ小説。

 

主人公の白井は洋菓子に対する知識も豊富で、

実力も高い。

 

それなのにお店の売り上げがよくなく閉店せざる負えない状況になってしまう。

 

そんな中登場したのが、料理研究家のマダムだった。

 

マダムは明るくて、図々しくて、勢いがいい。

勢いに負けてしまい、

厨房を貸すことになった白井。

ついでに料理教室を手伝うことになってしまう。

 

マダムが連れてくる生徒は毎回一人。

どうやら何かを抱えているらしい。

そんな訳ありを察する白井。

 

悩みを抱える人たちが、お菓子作りを通して、

肩の力が抜けていたったり、

考え方が柔軟になったりと変化が訪れる。

 

教えている側の白井やマダムにも心境の変化が訪れるのだ。

 

作る、食べると言う行為は人を癒す力があるようだ。

 

本書の題名にもなっているバニラ。

 

私はバニラエッセンスでしかバニラの匂いを嗅いだことがないのだけれど、

本書の中ではバニラビーンズとして登場する。

実物を見た事がないから、

それがどんな芳醇な匂いなのか想像するしかない。

 

バニラの匂いとはどうやら不思議な効果があるらしい。

 

P179~

バニラの香りというのはとても不思議だ。

弱っているときは癒してくれる香りで、

欲求不満なときは、満たしてくれる香り。

 

意欲があるときはパワーをくれる香りで、

単に甘い匂いというだけではなく、

自分の状態によって日々それは変わる。

 

今の私には、それはどのように香っているのか・・。

 

 

そんな不思議なパワーを持つ「バニラ」

同じ日々はない毎日のことをバニラに例えて癒してくれる。

 

読むと元気がでるお話しでした。

 

どのスイーツも食べたことがないものばかり。

タルトタタンって名前の響きが可愛らしいですよね。

一度は食べてみたいのですが、

未だ食べたことがないです。

どんな味なんだろう。

 

スイーツ小説を読むと元気をもらえます。

スイーツが好きな人なら楽しめる一冊だと思いますので、

興味ある方は読んでみてください^^

 

以上、賀十つばささん著「バニラな毎日」を読んだ感想でした!

 

 

 

★過去に読んだスイーツ小説はこちら★

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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