本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】ローマの哲人皇帝が紡いだ言葉の数々。「自省録」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。 今日ご紹介する本はこちら。



マルクス・アウレーリウス著「自省録」です!

 

 

この本の説明

 

ローマの哲人皇マルクス・アウレーリウス(一二一~一八〇)

重責の生のさなか、透徹した内省が紡ぎ出した言葉は、

古来数知れぬ人々の心の糧となってきた。

 

この本はそんなマルクス・アウレーリウスの言葉の数々が集録された一冊です。

 

この本を読んだきっかけ

 

月9ドラマ、「ミステリと言う勿れ」にハマり、

そのドラマの中でこの「自省録」が登場します。

 

イカという女性が、この自省録のページ数を言って、

整君にメッセージを伝えるシーンが印象的でした。

 

そして、自省録の言葉もドラマ内でセリフとして登場し、

いい言葉が多いなと思ったので、

興味を持ちました。

 

私もライカのようにスラスラベージ番号言えるくらい熟読してみたいものだとちょっと思ったり。

凄いですよね。

あれくらい一つの本と向き合うことって中々できないことです。

 

そんなドラマでも鍵となった自省録、

ドラマをきっかけに読んだ人多いのではないでしょうか?

 

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感想

 

古典というものは、読みづらいものが多いのですが、

この本も多少読みづらさはあったものの、

 

現代に通じるメッセージがたくさん散りばめられていました。

 

P55~

あたかも一万年も生きるかのように行動するな。

不可避のものが君の上にかかっている。

 

生きているうちに、許されている間に、善き人たれ。

 

今も昔も、人は永遠に命があるかのように生活し、

やらなければいけないことを後回しにして、

時間を無駄にしてしまうこと。

 

自己に言い聞かせ、奮い立たせることの難しさを感じます。

 

P71~

明けがたに起きにくいときには、

つぎの思いを念頭に用意しておくがよい。

 

「人間のつとめを果たすために私は起きるのだ。」

自分がそのために生まれ、

そのためにこの世にきた役目をしに行くのを、

まだぶつぶついっているのか。

 

それとも自分という人間は夜具の中にもぐりこんで

身を温めているために創られたのか。

 

 

アウレーリウスは皇帝ということもあり、

自分のつとめについて常に考える人だったんじゃないかと想像します。

 

明けがたに起きにくい時は、

もっと寝ちゃおうなんて思いますよね。

平和という証拠ですね。

 

アウレーリウスさんの真面目さが伺える文章でした。

 

哲学が盛んなこの時代、

人はなぜ生きるのか。

なんのために生まれてきたのか。

 

このことについて考える時間を多く費やしてきたんだろうなと思います。

 

時代は違えど同じ人間。

いつの時代も人として心豊かに生きるためにはどうしたらいいのか。

 

先人たちの教えがヒントになるかもしれませんね。

 

自分を省みたい時、

道を記して欲しい時に役立つ一冊になると思います。

 

以上、マルクス・アウレーリウス著「自省録」を読んだ感想でした!

 

 

★過去に読んだ哲学古典★

 

(自省録の中でもエピクテトスの名前が出てきました。マルクス・アウレーリウスは、エピクテトスストア哲学の影響を強く受けているようです)

www.genko-library.com

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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