こんにちは。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
道尾秀介さん著「N」です!!
この本の説明
「読む人によって色が変わる物語をつくりたい」
そんな本書はどの章から読んでもいい小説となっています。
物語のかたちは720通り。
自分だけの物語が体験できる「体験型」小説となっております。
感想
まずビックリしたことが、
紙の本限定なのですが、
章ごとに上下が反転印刷されていることでした。
なんて斬新なんだ!!
そんな風に思いました。
こんな風にしかけられた本を今まで読んだことがなかったので、
それだけで、
どんな体験ができるのだろうとワクワクさせられました。
冒頭部分の各章の一部だけを読んで、
自分がビビッと来た順に読みました。
私が読んだ順番は、
1.飛べない雄蜂の嘘
2.笑わない少女の死体
3.落ちない魔球と鳥
4.消えない硝子の星
5.眠らない刑事と犬
6.名もない毒液と花
この順番で読みました。
どの章も何かしら繋がりがあって、
ほぉ~!こんな風に繋がっていくのね~と感心です。
いうなれば、辻村ワールドすごろくが一冊にギュッと凝縮されているような。
そんな感覚でした!!
辻村ワールドすごろくを読んでいる人ならこの気持ちが分かるはず!?
私たちの人生も、
切り取り方、視点を変えた見方、それによっては、
何百、何千と色が違う人生になるんだと思いました。
一見短編小説のようですが、
きちんとまとまりがあり、読みやすかったです。
間を空けて読むのではなく、一日に一章ずつなど、
まとめて読むことをお勧めします!!
(記憶が薄らぐと面白味が半減しちゃうからです)
心に残ったことば
「人間だけが不満を意識する」
むしろ、不満ばかり抱いてしまう。。
ドキッとさせられた一文でした。
読む順番によって色が変わる物語、
道尾秀介さん著「N」を読んだ感想でした!!
★過去に読んだ道尾秀介さん作品はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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