本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】不朽の名作。アガサ・クリスティー著「そして誰もいなくなった」を読みました!

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

アガサ・クリスティーそして誰もいなくなったです!!

 

 

三連休、読書の秋。

ということで、ずっとずっと読んでみたいと思っていた、

アガサ・クリスティーの名作、

そして誰もいなくなった」を読みました。

 

この本の内容

 

好きなミステリーは何ですか?

この質問に多くの人が、

アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を挙げるほど、

とても有名な作品です。

 

この作品はタイトル通り、

登場人物すべてが遺体で発見されるお話です。

 

全員が亡くなってしまうなんて、

一体どんな仕掛けなの?

そう疑問に思っていました。

 

舞台はデヴォンの孤島に呼び出された男女十人。

たがいに面識もなければ、

職業や年齢もさまざま。

 

しかし、招待主が現れぬまま夕食の席で、

彼らの過去の犯罪を暴く謎の声が響きます。

 

そこに集まった全員は過去に殺人を犯しているらしい。

はっきりとした殺人ではなく、

目撃者がいなかったために、

事故や不慮の事故や自殺として片づけられてしまったのです。

 

戸惑う招待客。

 

童謡の歌詞通りの見立て殺人。

消えてなくなる人形。

 

嵐までもやってきて、

完全に閉じ込められた登場人物たちは、

恐怖の渦へと巻きこまれます。

 

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感想

 

最初はカタカナの登場人物の名前が覚えられなくて、

登場人物の紹介ページを繰り返し見ながら読み進めました。

 

海外文学の難しいところは、

名前がなじみないことです。

 

けれど、事件が進むうちにだんだんとこの本の世界観にあっという間に、

引き込まれていきました。

 

今ではお決まりの、

クローズドミステリーや、

見立て殺人。

 

数々のミステリー小説を読んで、

耐性ができているせいか、

どこかで読んだことのあるような内容だなと思ったら、

 

十角館の殺人でした。

 

www.genko-library.com

 

後々、ネットで調べてみたら、

この十角館はこの、

そして誰もいなくなった」のオマージュ的作品だったのですね!!

 

綾辻さんも強く影響を受けたこの作品。

内容が酷似していましたが、

私は犯人を最後まで当てることができませんでした。

 

最後まで読み終わって、

あれ?

これ犯人いないのでは?

そう思いましたが、

ちゃんとトリックがしかけられていました。

 

犯人の告白が書かれた手紙が瓶に入れられて、

海に投げられており、

その瓶を船長が見つけるという形で幕を閉じます。

 

うわぁぁそういうことだったのか!!

この展開は綾辻さんの館シリーズでもお披露目があった気がするのに、

ちょっと悔しい気分でした。

 

が、これかが書かれたのは1939年。

今から83年前ですって!!

 

そんな昔とは思えぬ、

色褪せない内容で、

いつの時代に読んでもこれは楽しめる、

これこそが不朽の名作だなと思いました。

 

解説は赤川次郎さん。

 

この本の魅力がよく書かれていました。

 

これほど人が次々に死んで行くのに、

少しも残酷さや陰惨な印象を与えないこと。

 

これにはすごく共感。

ミステリーって残虐なイメージがある人も多く、

嫌煙して読まない人も多いと思うのです。

 

けれどこの作品はそれほど強烈な描写もなく、

次々と事件が起こるのですが、

 

それよりも、鮮やかなしかけだったり、

きれいなまとまりや終わり方。

 

すべてに無駄がなく、

正にAmazing!!

そういいたくなるくらい、素晴らしい作品でした。

 

エンターテインメントです。

 

今ではこの作品をたくさん真似したような作品がたくさん世にありますが、

きっとこの時代、

アガサ・クリスティーの書いた「そして誰もいなくなった」は、

唯一無二の作品だったんだろうなと思います。

 

今後も受け継がれ、

人々に衝撃を与える作品になること間違いなしの作品だなと思いました。

 

この作品からミステリーにはまるのも納得です。

 

まだ読んだことがない人は、

だまされたと思って読んでほしい。

 

そんな作品でした。

 

以上、アガサ・クリスティーそして誰もいなくなったの感想でした!

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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