おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
沖田円さん著「喫茶とまり木で待ち合わせ」です!!
この本のあらすじ
素敵なタイトルと装丁に惹かれて手にとった本書。
装画は西淑さんなんです!!
私、西淑さんが装画を手掛ける本を結構読んでいまして。
この、喫茶とまり木で待ち合わせも、
ページをめくって知ったという。
嬉しい再会のような気持ちになりました。
本は装画に惹かれることが多いです!
さて、本書は6つのお話が収録されています。
0話の、きみのとまり木からスタートするのですが、
小学生の淡い初恋の物語です。
そこから物語が繋がっていくのですが、
悩みを抱える人たちがふと偶然訪れた、
喫茶とまり木。
それはまるで、
迷った鳥たちが、羽を休めに訪れた場所のよう。
その喫茶店に訪れた、
ちょっと人生に疲れた人たちは、
羽を休めることで、
人生をまた歩むきっかけを作り飛び立つのでした。
ラストが感動です!!
心に残った言葉
私がこの本を読んで心に残った言葉を紹介したいと思います。
P270~
なんの理由もなくても、何か理由があっても、
誰でも少しだけ羽を休め、ゆっくり呼吸ができる場所。
たぶん、俺にとってもそうだった。
生きることにすら疲れた俺は、今ここで、ぼろぼろになった羽を休めている。
ただ、生きているだけなのに、
ふと、生きるのが辛くなる時って誰にでもありますよね。
そんな時に休める場所があるって実は大事なことなんだと思うのでした。
P277~
どこにいたって息がしづらいと思っている人が、
ほっとひと息ついて、
ゆっくり自分のことを考えられるような場所を作れたらいいと思う。
俺がそうだったように、
もしかしたらその場所が、誰かの日々を変えるかもしれないから。
何かとの出会いによって人って救われることありますよね。
それは人に限らず、
映画や本だってそうだし、
誰かが書いた日記かもしれない。
どんな些細な出会いで人生が変わることってあると思うのです。
自分がそうやって救われたのなら、
今度は自分がそういう場所を作る。
私もこのブログが誰かの箸休めの存在になれたなら嬉しいと思っています。
羽を休める場所って大事ですね
感想
喫茶店の空気ってどこかゆったりしているような気がします。
そんな風に、
自分のことをゆっくり見つめなおす機会が、
誰にでも必要なんじゃないかなと本書を読んで思いました。
一日のうち、ほっと一息つける時間を設けること。
これがどんなに大事か私自身も身に染みています。
一人静かに、読んだり書いたりする時間が、
私にとってのエネルギーチャージとなるのです。
やっぱりそういう時間がないと、
イライラしやすくなるなと思いました。
自分がゆっくり羽を休める場所。
皆さんはありますか?
もし、ないのであれば、
本書を読んで、喫茶とまり木で待ち合わせをしてみてください。
心がゆったりしたい人におススメの1冊です!
以上、沖田円さん著「喫茶とまり木で待ち合わせ」を読んだ感想でした!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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