本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】香りで万象を知る少女の物語。上橋菜穂子さん著「香君」を読みました!

おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

上橋菜穂子さん著「香君・上下巻」です!!

 

 

 

 

 

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この本を読んだきっかけ

 

この本を読んだきっかけは、

SNS上で見かけて、

綺麗な装丁にまず惹かれました。

 

こんな感じの表紙なのですが、

綺麗ですよね。

 

そしてタイトルの美しさにもまた惹かれ、

読んでみよう。

そう思い読んでみました。

 

香君と書いて、「こうくん」と読みます。

 

あらすじも何も知らず、

読んでみましたが、これがヒット。

 

作者はあの「鹿の王」でお馴染みの上橋菜穂子さん。

まだ「鹿の王」は読めていませんが、

読書好き界隈さんの中で評判よいので、

いつか読んでみたいなと思っていた作家さんの一人です。

 

さて、今回の読書は、

初の上橋菜穂子さん作品となりました。

 

あらすじと感想

 

この物語は壮大なファンタジー小説となっています。

ファンタジー小説

あまり開拓できていないのですが、

ファンタジー楽しいじゃん!!

と、思えるほど、

この物語は凄いお話でした。

 

どうしたらこんな物語が浮かぶんだろう。

人の想像する世界がこんなにも楽しいなんて。

ファンタジー侮れないですね。

 

さてさて、

この物語の主人公は、

嗅覚が秀でた少女「アイシャ」です。

 

アイシャは香りによって、万物を知ることができる、

特殊能力を持っています。

 

アイシャの能力が最初の冒頭で発揮されます。

 

毒の匂いを嗅ぎ分け、

自分を殺そうとしている人を助けたりと、

人間味溢れる正義感の強い少女です。

 

そんな物語は、

奇跡の稲、オアレ稲をめぐるお話です。

 

人々はオアレ稲に依存し、

繁栄しながら暮らしていました。

 

しかし、

オアレ稲に虫害が発生してしまうのです。

 

オアレ稲に頼って暮らしていた国民はさあ大変。

 

このオアレ稲の秘密もまた凄く、

オアレ稲に頼るよう仕向けられた帝国の策略もあったりと、

 

オアレ稲をめぐり、

嗅覚の優れたアイシャは帝国をどう救うか。

そういうったところが見どころの物語となっています。

 

この本を読んでいて思ったことは、

現代にも通じることだなと思いました。

 

私たちの祖先は、

農耕社会を築くことによって、

繁栄し、子孫を増やし、

国を大きくしてきました。

 

けれどもその食料に頼ってばかりいると、

災害が起きた時に、

多くの餓死者を出してしまうことも事実です。

 

私たち人間が都合がいいように、

改良してきた植物たち。

 

その植物たちの声に耳を傾けたことがあっただろうか。

そんなことも感じました。

 

植物たちは自然の摂理の中で生きています。

大変な境遇な中でも生きるために必死で、

どうにか生きようと、

変異をしながら現代まで残り続けていること。

 

アスファルトからも生える草の強さ。

植物たちって本当に生命力が強いなと日々感じています。

 

この物語を読んで感じたことは、

利益のために自然を変えることは、

何かしらの報いが生じること。

自然界の因果応報の法則は必ず発動されること。

 

そんなことを感じました。

 

そして、作者の上橋さんの想像力の凄さを目の当たりにして、

人の頭で考えられることの、

無限大の可能性を感じました。

 

ファンタジーっておもしろい!!

 

楽しい読書時間でした。

 

現実世界を忘れて、

香りの世界に入り込みたい人は是非読んでみてください。

 

以上、上橋菜穂子さん著「香君」を読んだ感想でした!!

 

 

 

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

読んだよ~!のしるしに、

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