本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】世界中で大ヒット中!柚木麻子さん著「BUTTER」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。



柚木麻子さん著「BUTTER」です!!

 

 

この本を読んだきっかけ

 

日曜日の夕方から夜にかけ、

東京FMで流れた、

nippn!hon-yomokka!

で、南沢奈央さんが紹介されているのをきっかけに読んでみることに。

 

8年前、インスタ界隈でもたくさんの方が、

この「BUTTER」を紹介されていまして、

当時読むタイミングを逃しました。

 

なぜ、また流行っているのだろうと思っていたら、

イギリスで大ヒットしているそうで、

注目浴びている小説の内容が気になる気になる。

 

ということで読んでみました。

 

この本のあらすじ

 

この本は、実際にあった事件、

木嶋佳苗事件」がモデルとなっているそうです。

このことは読了後に知りました。

 

主人公は、週刊誌の記者町田里佳は、

中高年の男性に貢がせ、殺害した容疑で逮捕された、

梶井真奈子こと「カジマナ」と関わるうちに、

周囲の人たちもカジマナに翻弄されていく物語です。

 

この本の見どころ

 

ご飯描写が多い

 

タイトルにある「BUTTER」の通り、

バターを使った料理がたくさん出てきます。

 

その描写は細かく、読み手は読んでいるうちに、

鼻腔がバターの香りでいっぱいになることでしょう。

 

美味しいバターを食べると、私、なにかこう、落ちる感じがするの

 

小説の内容も、

正にバターのように、ねっとり、重たく、重厚感があるのです。

 

「みんな、たぶん、カロリーの高いものに飢えてるんだよ」

 

カジマナという人

 

この物語を左右する人物カジマナは、

それほど美人でも可愛い部類でもないのに、

多くの男たちを貢がせ、

胃袋をつかんでいます。

 

どのようにカジマナは男性たちの心を掴んだのか。

女性とは?というカジマナ的持論がたくさん語られるのも見どころですが、

読んでいてイラつく瞬間も多々あります。

上から目線なんです。

 

でも読み進めると、

カジマナ自身の生きづらさが露呈され、

かわいそうな人だなと思うのでした。

 

根底にあるのは、寂しさなんだろうなと。

虚栄心がなければやっていけないくらい、心に闇を抱えているんだと感じました。

 

 

里佳の変化

 

カジマナと関わることで、

一番大きな変化を遂げたのが、

主人公の里佳なのでした。

 

取材の一環で近づいただけなのに、

徐々にカジマナの手のひらの上で転がされるのです。

 

更にその影響は、里佳の周囲の人にも影響を及ぼすことに。

 

どうして世界中でヒットしているのか?

 

読了後、どうしてこの物語が世界中でヒットしているのだろう。

そんな疑問をまず抱きました。

 

おいしそうな描写が多いから?

女性側の支持が多いから?

 

どんなに美しくなっても、仕事で地位を手に入れても、

仮にこれから結婚をして子供を産み育てても、

この社会は女性にそうたやすく、合格点を与えたりはしない。

こうしている今も基準は上がり続け、

評価はどんどん尖鋭化する。

この不毛なジャッジメントから自由になるためには、

どんなに怖くて不安でも、

誰かから笑われるのではいかと何度も後ろを振り返ってしまっても、

自分で自分を認めるしかないのだ。

 

 

 

私が思ったことは、

この女性特有の生きづらさだったり、

苛立ちに共感する人が多かったのか。

 

日本独特の女性像、男性像の海外から見た様子が異様に映るからなのか?

そんな風に思うのでした。

 

おもてなしを頑張りすぎる日本人の悪いクセ、

何もかも一人で完璧にやろうとするから日本では仲間を気軽に招いてただその空気を楽しむ習慣が定着しないの。

 

おわりに

 

柚木麻子さんの本は、

「アッコちゃん」シリーズが好きで読んでいましたが、

 

 

 

このBUTTERは、テイストが違い、

重めの内容でした。

 

タイトルに込められたBUTTERの意味を考察してみたり、

カジマナという人物の人生を垣間見たりと、

色々と考えさせられる内容でした。

 

後味スッキリとはいきませんが、

私にとっては何だかお腹いっぱいな小説なのでした。

 

読んだ方の感想をお待ちしております。

 

引用文は全て柚木麻子さん著「BUTTER」より

 

以上、柚木麻子さん著「BUTTER」の感想でした。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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