おはようございます。
本を読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
ついに手を出してしまった。
超大作の暗黒館の殺人。
私はこの本が4巻までとは露知らず、
手にとってしまったからさあ大変。
と思いながらも、
賞味4日くらいで読み切ってしまった恐ろしい小説でした。
それほど取りつかれる魔力をもっておりました。
館シリーズおなじみの館なのですが、
今回はなんだかちょっといつもと雰囲気が違います。
最初から何だか違和感だらけだったんですよ。
館シリーズでおなじみの江南が最初登場します。
親戚に暗黒館の存在を教えてもらい、
いても経ってもいられなくなって、
暗黒館に向かうシーンから始まります。
その時、大きな地震に合い、
道中の山道で、
車ごと転落。
その後導かれるようにたどりついた館。
その館のバルコニーで、
またの大きな地震に合い、
転落・・。
というように話は進むのですが。
この本に出てくる登場人物たち、
記憶喪失になりすぎじゃない??
そんなに人は都合よく、
記憶喪失になるのだろうか。
そんな風に感じました。
そして浦登家の秘密のシーンは、
恐怖そのものでしたね。
この物語の中に出てくる宴のシーンが私は気持ち悪かったです。
玄児に気に入られた、
中也が浦登家の大事なダリアの日に招かれるのですが、
そこで出された食事。
「食したまえ」
「食したまえ」
この言葉が印象的でした。
もう、恐怖のセリフですよ。
中也が食べた料理はまさかと思っていたら、
そのまさかでした。
その他にも普通ならありえない行動をとる、
浦登家の罪深さに気味悪さを感じました。
ちょっと気持ち悪く、ホラー要素満載な本書でしたが、
それでも囚われてしまう魅力がありました。
最後の4巻での真実がもう腑に落ちましたね。
きっと読者のみなさん、
パニーック!!!だったと思います。笑
けれど、それであの違和感だったのかぁと納得でした。
これだけの超大作を、辻褄を合わせながら書き上げられるなんて、
さすがだなぁと思うのでした。
ここに館シリーズの原点あり。
読んでよかった1冊でした。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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