おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
乾くるみさん著「イニシエーション・ラブ」です!
この本を読んだきっかけ
Twitterでフォローしている方の紹介で興味を持って読んでみました。
普段交流している人の感想を読むと、
読みたい意欲が湧く不思議!
自分なら選ばない思わぬきっかけになるので、
こういう本との出会いは嫌いじゃないです。
久しぶりにやられた~!
本の説明
僕がマユに出会ったのは、
代打で呼ばれた合コンの席。
やがて僕らは恋に落ちて・・・。
甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説――
と思いきや、
最後から二行目(絶対先に読まないで!)で、
本書は全く違った物語に変貌する。
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
本書より引用
ひと昔前に、くりーむしちゅーの有田さんがテレビで紹介されたこの小説。
当時はとても話題になったそうで、
この本を読まれた方も多いのではないのでしょうか?
私がTwitterでつぶやいたところ、
読まれた人達からの反応がありました。
最後の二行目がキーポイントらいしい。
そう言われると、
結論が知りたい!!これはもう、うずうずが止まらなく、
どういう仕掛けか当ててやるぞー!!
と、意気込んで、3時間で読んでしまった私。
いや~!予想外れて全くの予想外でした。かすりもしなかった(;´∀`)
気持ちいいくらいに騙されました。
これはハマる人はハマる小説ですね~!
ただの恋愛小説じゃない、本書となっております。
この本はミステリーなのか!?
心に残ったこと
P229~
人間って成長するものだし、
そのときに過去の自分を否定することだってあると思うし、
それは許されることだと思う。
私たちはまだまだ成長する。
なのに自分の言葉に責任を持って、
考え方を変えないようにするのって、
それを無理やり止めようとすることと同じだと思う。
自分の言葉を貫き通すことってある意味、難しく中々出来ないことです。
けれどそれは裏を返せば、違った人生や世界があることを見る機会を失い、
可能性を狭めることにも。柔軟性がないとも捉えられます。
こと、男女関係においてはどうだろうか。
そんなことを提示された一文でした。
この本を読むまで意味は知りませんでした。
ネタバレになってしまうので、ここでは話しません。
イニシエーション・ラブを経験した人いるのではないでしょうか。
私も少なからず、思い当たる節あるかも。
感想
まず、時代が懐かしいというか、私が子どもの頃、大人だった人たちの時代です。
スマホがなく、公衆電話から恋人へ電話をかけていた時代。
家電から電話をかけていた懐かしい時代のようです。
そんな時代風景とうまくマッチしながら物語の展開。
よくある、恋愛物語かなぁ。
どんな仕掛けがされているのだろう。
注意深く読んだにも関わらず、
最後の二行で気持ちよく騙されました!!
本書でもこの「十角館の殺人」というキーワードが出てきますが、
きっと何らかの影響を受けているに違いありません。
同じように、騙されましたね~。
このイニシエーション・ラブの真実を知ると、
言われた通り「2回読みたくなる」に納得。
あー、確かにこれひっかかっていたんだよ。
んー、この違和感の正体はこれね!!
2度楽しめる本書。
私は読んでいて、面白かったです。
普段生活していく中で、騙されることって中々ないので、
本の世界で気持ちよく騙されて楽しいひとときでした。
騙されてみたい方は是非、挑戦してみてください!!
伏線が沢山織り込まれた小説。
以上、乾くるみさん著「イニシエーション・ラブ」の紹介でした!
★過去に読んだどんでん返しミステリー★
ちょっとグロイ事件が多いですが、こちらも騙されましたね。
学園もの!ハラハラドキドキ、最後の伏線の見事な回収に感動でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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