おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
辻村深月さん著「名前探しの放課後」です!!
「名前探しの放課後」の本のあらすじ
上巻・・
依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。
「俺、もしかして過去に戻された?」
動揺する中で浮かぶ一つの記憶。
いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。
「今から俺たちの同級生が自殺する。
でもそれが誰なのか思い出せないんだ」
二人はその「誰か」を探し始める。
下巻・・
坂崎あすなは、
自殺してしまう「誰か」を依田いつかとともに探し続ける。
ある日、
あすなは自分の死亡記事を書き続ける河野という男子生徒に出会う。
彼はクラスでいじめに遭っているらしい。
見えない動機を抱える同級生。
全員が容疑者だ。
「俺がいた未来すごく暗かったんだ」
二人はXデーを回避できるのか。
「名前探しの放課後」を読んで心に残った言葉
上巻P239~
「そんなに簡単に絶望なんてしない。
あるいは、絶望したとしてもそれならそれで、
その環境に曲がりなりにも適応しようとするんじゃないかな。
これが『絶望』の状態って自分が思ってる瞬間がたとえ現実になったとしても。
そんな気しない?」
これは「あすな」のセリフです。
未来に自殺する「誰か」はどうして自殺をしたんだろうという考察するシーン。
「人間というのは、結構強いと思うよ」
そんな風に考えるあすな。
「人間は、いい意味でも悪い意味でも命汚い生き物なんだよ。
どんな状況でも、考えるのはまず生きること。
死ぬことを考える余裕なんて二の次だよ。
少なくとも私はそう」
彼女のセリフに、そこに居合わせた一同は、
強い考え方が出来る人の意見だと言葉を交わします。
確かに、人間ってまず先に「生きること」を考えるよなぁって思いました。
「名前探しの放課後」を読んだ感想
最後の一章!!!!
一章を読んだ時の衝撃。
今までの出来事は「いったい!?」
そう思わせられるほどのどんでん返しが待っていました。
そんなこと微塵も思わず読んでいなかったので、ただただビックリ。
これだよ。
これこれ。
辻村さん、やらかしてくれるなぁ。
粋だなぁ。
あれも、これも、
過去の作品を巻き込んでの伏線回収でした。
これだから、辻村さんにハマっちゃうんですよね。
「かがみの孤城」を読んだ時のあの高揚感と類似した感覚でした。
この本を読んだあと、もう一度、最後の章をまた読み返しました。
この気持ちを共有したい!!と、
思い、ネタバレを書いているブログを読み漁ったり。
結局
「いつかはタイムスリップをしたの?」
この謎は自分なりに解釈することができました。
謎が解けてスッキリです。笑
この本を読んだよ~!という方!!
ぜひ、感想をお待ちしております^^
これだから、辻村深月さんはやめられない。ですね( *´艸`)
以上、辻村深月さん著「名前探しの放課後上下巻」の感想でした。
(引用文は全て本書より)
★過去に読んだ辻村深月さん作品はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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