おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
本の説明
伝説の天才アニメ監督と言われた・王子千晴。
気鋭の監督・斎藤瞳。
ファンの心を掴み、
「覇権」を取るのは、
トウケイ動画「サンドバック奏の石」か?
スタジオえっじ「運命戦線リデルライト」か?
お仕事現場は、
天才肌でわがままな人、要領ばかりいい人、
傷つきやすい人、陰口をいう人、
引っ込み思案な人、熱意で突っ走る人、
温かく見守る人。
でも、みんなの思いはひとつ!
「いい仕事」がしたい!
やる気みなぎるお仕事小説となっています。
感想
辻村深月さんが手がけるお仕事小説です。
アニメは好きですが、
アニメ業界に疎い私。
アニメの世界はきっと、
アニメに対して情熱を持った、お仕事のプロの集団だなぁと、
この本を読んで思いました。
どんな仕事でもいえることですが、
情熱をもって仕事をしている人は、
本当にかっこいい。
この仕事が心から好きだ。
そう思う人とやる仕事って憧れます。
現実の世界では、なかなか自分の仕事に対して熱を持てないし、
そういう人に出会ったことがあまりないからです。
P420~
「今、こうやって作品が形になって、
無事に放映が終了してしまうと、
そういうことも、みんな乗り越えられた後なので、
今、取り立てて思い出せることはありません。
つらい側面ばかりが取り上げられがちな、
私たちの業界ですけど」
「それでも私は、この業界の仕事が楽しい、
と言いたいです。
つらくても取り組む価値のある、
とても楽しい仕事だと。
この業界に憧れて欲しいし、
新しい人にどんどん入ってきてもらいたい」
子供のころから身近にあるアニメ。
一つの作品が出来上がるまで、
多くの人が携わっていることを、
この本を読んで改めて知ることができました。
ここ最近では、
鬼滅の刃がすごかったですよね。
アニメ、映画と、ただ見るだけではなく、
ネット上で盛り上がるアニメ。
それは一体感を生み出します。
あの高揚感はいいですね。
この時代に生まれてきてよかった。
そう思わせてもらいます。
毎回素敵な作品と出会えるたびに、
この作品を作ってくれてありがとう。
そんな気持ちになります。
それは、アニメだけではなく、
本にも言えること。
何かを作り出す仕事をしている人はかっこいい。
この本もそんな、
お互いを尊敬する場面が垣間見れてよかったです。
サプライズとして、
チヨダコーキさんも登場。
辻村深月さん作品を追っている人にとっては嬉しいサプライズだと思います。
この本は映画化もされているようなので、
観てみたいなと思いました!!
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★過去に読んだ辻村深月さん作品はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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