おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
歌野晶午さん著「葉桜の季節に君を想うということ」です!!
「葉桜の季節に君を想うということ」の本のあらすじ
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、
同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。
そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たしていく・・。
ミステリーをあまり読まない私ですが、
「面白そう!」と思い、図書館で借りて読んでみることに。
「葉桜の季節に君を想うということ」を読んで心に残った言葉
P469~
花が見たいやつは花を見て愉快に騒げばいい。
一生のうちにはそういう季節もある。
葉を見る気がないのなら見なくていい。
しかし今も桜は生きていると俺は知っている。
赤や黄に色づいた桜の葉は、木枯らしが吹いても、
そう簡単に散りはしない。
このセリフは、人間の一生と桜を対峙させたセリフです。
人は桜の咲く時期にだけ目を向けるけれど、
桜は葉桜の時もあるし、紅葉の時もある。
どうだろうか?
そんな状態でも目を向ける人がどれくらいいるだろうか?
桜は簡単に散ってしまうけれど、
紅葉した桜の葉は、ちょっとの風で簡単に飛ばず、
しっかり生きている。
人間もそう。
若い時は桜の花のように、可憐で、美しい時期がある。
けれど、ずっとその状態が続くわけではないのだ。
段々と人間も変容していくけれど、「生きている」ということに変わりはない。
そう、桜を例に教えられた一文だった。
「葉桜の季節に君を想うということ」を読んだ感想
終盤の、え??え??が、たくさん詰まった、
まさにどんでん返しミステリーでした。
すっかり騙されていました。
いろんなことを語るとネタバレになるので、
控えますが、
3つくらい騙されましたね。笑
ただ!!!
途中、描写がとってもグロイシーンがいくつかあったので、
苦手な人にとっては読むのが辛いかもしれません。
私的には、そういったことをするのかと、
ただただビックリ仰天でした。
ミステリーにも、
人生の教訓が散りばめられているとは。
表題へ込められた意味、そして、どんでん返し。
おもしろい1冊でした!!
騙されたい!!という方にぴったりの1冊です。
以上、歌野晶午さん著「葉桜の季節に君を想うということ」の感想でした!
★過去に読んだミステリー本★
2020年本屋大賞ノミネート作品です。この作品もおもしろかった~♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んだよ~!のしるしに、ポチっと応援して頂けると更新の励みになります^^ ↓