おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
道尾秀介さん著「向日葵の咲かない夏」です!
この本は、本コトで、マサキさんが紹介されており、
面白そう!!と興味を持って読んでみました。
私にとって、初!!道尾秀介さん作品です。
この本の説明
明日から夏休みという終業式の日、
小学校を休んだS君の家に寄った僕は、
彼が家の中で首を吊っているのを発見する。
慌てて学校に戻り、先生が警察と一緒に駆け付けてみると、
なぜか死体は消えていた。
「嘘じゃない。確かに見たんだ!」
混乱する僕の前に、
今度はS君の生まれ変わりと称するモノが現れ、訴えた。
――僕は、殺されたんだ。
半信半疑のまま、僕と妹・ミカはS君に言われるままに、
真相を探る調査を開始した。
帯より引用
同級生が自殺!?
そして消えた死体・・。
そして生まれ変わり??
「僕は、殺されたんだ」
もう、ミステリー要素満載です。
一体どんな真実が隠されているのか?
何度も何度もどんでん返しがありましたよ。
心に残ったことば
P72~
人間、いちどこうだと思い込んでしまったら、
なかなかその考えを変えることができないからね。
そうなってしまうと、これから目の前に、
いまの話と矛盾する何かが現れたとき、
それに対応することができなくなる。
要するに、物事を正確に見ることができなくなってしまう。
物語に対しても、現実世界に対しても、
こうだと思い込むことは、
視野を狭めることになりうるんですよね。
だから、見事に騙された~!!と、
この本でもやられました。
常識なんて通用しません。
決めつけないからこそ、
面白い物語が出来上がるんだなぁと思いました。
それは現実社会でも同じ。
現実の物語を作る人生では、
やっぱりちょっと特殊な事をした方が面白いものです。
感想
帯にですね、
分類不能、説明不可、ネタバレ厳禁、
超絶・不条理ミステリ(でも、ロジカル)
と、書かれていたのですが、
読了後納得でした。
ホラー要素もあり、ファンタジー要素もあり、
でもしっかりとした、論理立てもありので、
丸ごと楽しめる一冊でした。
何度も何度も真実が覆されて、最後の真相にたどり着くまで気が抜けませんでしたね。
平日に読む本じゃなかった。笑
おかげで、夜ふかし。
こういった本を読むのなら明日が休みの日をお勧めします。
初!道尾秀介さん、楽しく読めました。
きっかけをもらえてよかったです。
最近刊行された『N』も気になるところです。
こうやって、色んな方のおススメ本を読むことで、
また読書の世界が広がって楽しいです。
以上、どんでん返しされたい人にお勧めのミステリ、
道尾秀介さん著「向日葵の咲かない夏」の感想でした!
★本コトで紹介されていた本はこちら★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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