本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】垣谷美雨さん著「希望病棟」自分に正直に生きる三人の女性の変化がよかったです。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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垣谷美雨さん著「希望病棟」です!!

 

 

 

 

この本の説明

 

本書は「後悔病棟」の続編となっています!

 

www.genko-library.com

 

続編を読まなくても、楽しめる一冊です!

垣谷美雨さんの特徴と言えば、

女性の人生を垣間見れる作品が多く、

読後は元気をいつももらえるのです。

 

今回の本書のあらすじはこんな感じ

 

神田川病院に赴任した女医の黒田摩周湖は、

二人の末期癌の女性患者をみている。

 

先輩のルミ子に促され、

中庭で拾った聴診器を使うと患者の「心の声」が聞こえてきた。

 

児童養護施設で育った桜子は、

大人を信じていない。

 

代議士の妻の貴子は、

過去に子どもを捨てたことがあるらしい。

 

摩周湖の勧めで治験を受けた二人は快方に向かい、

生き直すチャンスを得る。

 

「従順な妻」として我慢を強いられてきた貴子は、

驚きの行動に出て・・・!?

 

孤独と生きづらさを抱えてきた二人はどのような道を歩むのか。

 

本書より引用

 

あの不思議な聴診器が今回も登場だね!

あやこ
 

 

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 心に残ったこと

 

P264~

話すのが苦手なだけで、

自分の考えは決して非常識ではない。

 

今後は思ったことをそのまま口にだそうと決めていた。

 

 

 これま女医の摩周湖の気持ちです。

以前の摩周湖は話すことが苦手な故、

 

思ったことがあっても、黙ってしまい、

かえって相手に誤解を与えてしまうことが多かったのですが、

 

心境の変化があり、自分の考えに自信を持ち、

発言をしようと心を入れ替えた様子がよかったです。

 

あやこ
 

心の成長を感じたね!

 

 

 感想

 

本書は、ただ病気がよくなってよかったね!チャンチャン♪

な、物語ではなく、

 

しっかりと社会問題も定義されていました。

 

桜子で言えば、児童養護施設から大学へ行くということは、

その後の資金の調達はとても困難ということ。

 

貴子は、夫や姑の見栄や欲望にうんざりし、

本当に困っている人を自分が助けたいと思うように。

 

性風俗の世界に変化を起こします。

いつだって弱い立場にある女性問題を定義していました。

 

このように、二人の女性を通して、そういった現実を考えるきっかけがもらえ、

かつ、女医の摩周湖の成長ぶりを見守ることができるのが、

本書の面白さだなぁと思うのでした。

 

息抜きにピッタリの垣谷美雨さん作品。

今回も楽しく読むことができました。

 

以上、垣谷美雨さん著「希望病棟」の紹介でした!!

 

★過去に読んだ垣谷美雨さん作品はこちら★

 

( 聴診器を使うと心の声が・・!)

www.genko-library.com

 

 (ドキッとするタイトルです。笑 でも読後はあったかい気持ちになりますよ)

www.genko-library.com

 

 (読んだらダイエットできちゃうかも!?)

www.genko-library.com

 

 (片づけとは自分の人生と向き合うことだと思います)

www.genko-library.com

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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