本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】自分の選んだ人生を肯定したいと思った。垣谷美雨さん著「後悔病棟」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

 

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垣谷美雨さん著「後悔病棟」です!!

 

 

 

 

 

「後悔病棟」の本のあらすじ

 

神田川病院に勤務する医師の早坂ルミ子は末期がん患者を診ているが、

患者の気持ちがわからないのが悩みの種。

 

ある日、ルミ子は病院の中庭で不思議な聴診器を拾う。

 

その聴診器を胸に当てると、

患者の”心の声”が聞こえてくるのだ。

 

「もし高校時代に戻れたら、芸能界デビューしたい」

 

母に反対されて夢を諦めた小都子が目を閉じて願うと、

”もうひとつの人生”へ通じる扉が現れる。

 

念願の女優になった小都子だが・・。

 

聴診器の力で”あの日”へ戻った患者達の人生は、

どんな結末を迎えるのか。

 

好きな作家さんの一人、垣谷美雨さんの作品です。

垣谷作品の特徴と言えば、目を惹くタイトルです。

 

今回は、後悔をたくさん抱えた患者さんがテーマです。

 

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「後悔病棟」を読んで心に残った言葉

 

P109~

やらなかった後悔より、やった後悔の方がいいって世間じゃよく言うでしょう。

あれは嘘だね。

 

 

これは第一章で主人公、小都子が不思議な聴診器の力で、

過去に戻って、やれなかった芸能界デビューを果たしてみたもののさんざんな目にあって、

 

現実世界に戻ってきたときのセリフです。

 

実際あの時の後悔をやってみてわかったことがあったようです。

 

 

「後悔病棟」を読んだ感想

 

人生は選択の連続です。

そんな中に、「選んだ人生」「選ばなかった人生」の二つがあります。

 

人は何故か、「選んだ人生」よりも「選ばなかった人生」を心残りに感じてしまいがち。

 

けれども、自分が選んだ人生。

あの時のことに縛られるのではなく、

 

選んだ人生を肯定することが出来れば、

死期が迫ったときに、

 

後悔が少ないんじゃないのかなと思いました。

 

きっと、誰しもが抱えている「後悔」

 

どの患者さんも結局は自分が選んだ人生で良かったと思いながら、

安らかに旅立ててよかったです。

 

垣谷さんの作品はやっぱり面白くて、

面白いだけじゃなく、小説を通して、人生色々あるけれど、

なんとかなるよ。

そんな啓示を与えてくれる本なのでした。

 

希望病棟も読む予定です!!

 

以上、垣谷美雨さん著「後悔病棟」の感想でした。

 

引用文は全て、小学館文庫、垣谷美雨さん著書「後悔病棟」より

 

 ★垣谷美雨さん作品はこちら★

 

www.genko-library.com

 

 

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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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