1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
益田ミリさん著「かわいい見聞録」です!
「かわいい見聞録」の本の内容
この本は、著者の益田ミリさんが生活の中で見つけて感じた、
「かわいい」が詰まったエッセイ本となっています。
P7~
『語源辞典 形容詞編』
「美しさ、子どもらしさなどで、いかにも愛らしく感じられるさまや、
小さい生きもの、弱いものに抱く感情」
これが、かわいい、なのである。
普段、何かにつけて、「かわいい!!」を言ってしまいがちな日常。
多分、男の人よりもその「かわいい」を発する機会は女の人が多いんじゃないかなと。
それはやっぱり、小さいものを愛しく感じる母性本能のせいだろうか。
とにかく私もかわいいなと思う瞬間は日常生活でたくさんある。
ミリさん視点のかわいいは、そんなことに「かわいい!」と思うのかと、
新たな発見を見せてくれた。
「かわいい見聞録」を読んで心に残った言葉
ミリさんがかわいいと思う一つ「ゆきだるま」についてのくだりだ。
友達とゆきだるまを作る場面を想像しよう。
きっと、そこらへんにあるもので作るはずだ。
P77~
仕上げは顔だ。
なにか使える材料がないかと周囲を見回す。
目は石でいいよね、口は葉っぱかな?
じゃあ、鼻はどうしようか。
雪の中、あれでもない、これでもないと想像力を働かせているときに、
「うちにニンジンあるから取ってくる!」
というのはちょと違うんじゃないか。
あるもんでかんばろうや。
確かに!!と思う瞬間だった。そして笑えた。
ニンジン。農家なら分かる。ちょっと畑にニンジンあるからこれ使おうかの発想はいい。
けれど、ニンジンはその辺には転がっていない。
あるもので、作るからかわいさが増すのかもしれない。
雪だるまには「ニンジン」の構造はもう刷り込みに近いので、
私たちはもう、雪だるまの鼻といえば「ニンジン」になっているのである。
自分の経験
私自身も日常生活の中でかわいいなぁと感じることは日々ある。
それは、子どもと手を繋いでいる時の小さな小さな手だったり、
息子の話す、数々の言い間違いだったり。
((久しぶり」を未だに「ひさぶり」と言うんだけれど、あえて直していない)
ミリさんに共感したのは、どんぐりの帽子!!
どんぐりは帽子を被っていてこそ、どんぐりだと思う。
あの帽子がいっそう、どんぐりをかわいくしていると私も思っていたので、
どんぐりのくだりに共感した。
これからしたいこと
ちょっと注意深く日常を送るだけでも、
かわいいはあちこちに点在しているということがわかった。
私も何気ない日常の中かから、
「かわいい!!」と思う瞬間や発見をしたいなと思う。
きっとそれは、何気ない日々のちょっとしたスパイスになるのではと。
以上、益田ミリさん著「かわいい見聞録」を読んでの感想でした。
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