本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】町田そのこさん著「52ヘルツのクジラたち」を読みました。誰かの鳴き声を聞ける人でありたいと思った。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

 

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町田そのこさん著「52ヘルツのクジラたち」です!

 

 

 

 

 

 

52ヘルツのクジラたちの本のあらすじ

 

自分の人生を家族に搾取されてきた貴瑚と、

母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

 

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、

新たな魂の物語が生まれる。

 

中央公論新社HPより引用

 

 

インスタでよく見かけていた本で気になっていました。

読んでみて、本当によかった。

 

涙涙に読みましたよ。

 

 

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一気読みだったね!

 

 

主人公と似たような辛い経験を持っている人は、

フラッシュバックしてしまい、読むのも辛い話かもしれません。

 

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52ヘルツのクジラたちを読んで心に残った言葉

 

 

P71~

52ヘルツのクジラ。

世界で一番孤独だと言われているクジラ。

その声は広大な海の中で確かに響いているのに、受け止める仲間はどこにもいない。

 

 

この文はまるで貴瑚と少年のことを言っているようで、辛かった。

こんなにも世の中には人間がいるのに、

その辛さやSOSを聞き分けられる人はいるのかいないのか。

 

今日もこの世界中で52ヘルツのクジラのように、鳴いている声がいるのかもしれない。

 

 

自分の経験

 

私は貴瑚や少年のように辛い環境下で育ったことがないから、

客観的に想像することしかできない。

 

けれども、小学生の頃、担任の先生から体罰を受けた経験はあります。

ずっと、あの時の記憶は忘れず残っているし、

あの時学校に行くのが本当に辛かった。

 

どうして、人はいいことはすぐ忘れてしまうのに、

嫌なことはずっと覚えているんだろう。

あの時私はいつもそう思いながら生きていました。

 

それくらい、辛い経験というのはずっとどこかに染み付いていて消えることなく、

そんな思い出さえも共存していくほかないのかなと思いました。

 

100倍の法則って知っていますか?

「加害は100分の1に、被害は100倍に評価する」

人に嫌なことをしたら、君はすぐにそのことを忘れてしまうだろうが、相手はずっと覚えている。

そう言った法則です。

 

嫌なことってずっと忘れたくてもふとした瞬間に思い出すのです。

 

なるべくならそんなこと感じずに生きたいですよね。

 

ネット上は特に誰かを攻撃する言葉で溢れていますね。

 

その人の断片的な部分しか見ずに土足で踏み込む人が多いです。有名ブロガーさんに失礼なコメントする人たち今まで見てきました。

 

そういう人はブログでも開設して持論を述べればいい。

 

正義を振りかざす言葉こそ暴力だと思います。

 

 

これからしたいこと

 

身近な人の中にも、「52ヘルツのSOS」を出している人がいるかもしれない。

そんな人の声を聞ける人でありたい。

 

でもまずは、家族のそんな小さな声にも反応できなきゃ意味がないと思うので、

身近な人から大切にしたいと思いました。

 

2020年読んでよかった1冊に入りましたね~。

 

社会的問題を訴えた要素を含んだ本書、

気になる方は読んでみてください。

 

感想も共有して頂けると嬉しいです^^

 

 

以上、町田そのこさん著「52ヘルツのくじらたち」を読んだ感想でした。

 

 

 

★町田そのこさん作品はこちら★

 

www.genko-library.com

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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