おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
この本の説明
この本は、近藤麻理恵さんが片づけてきた、
1000以上の部屋にまつわる実話を基に、
川村元気さんが紡ぐ7つの物語となっています。
小説仕立ての片づけ小説。
短編集なので、スラスラ読める内容です。
普段小説を読まない人でも、
身近な「片づけ」が、テーマとなっているので、
読書初心者の人にもとっても読みやすい本だと思います。
そして、絵本作家の大桃洋祐さんのカラーイラストがとってもかわいらしく、
読んで楽しい、めくって楽しい本となっております。
感想
モノの声が聴こえ、片づけを手伝うことを仕事にしている、
主人公ミコ。
相棒は小箱のボクス。
ボクスはミコとおしゃべりをするのだが、
そんな不思議な相棒と一緒に、様々なお家をお片づけする。
近藤麻理恵さんの子どもの頃のお話しらしきものが収録されており、
子どもの頃から片づけが大好きだったことが伺えた。
近藤麻理恵さんの「ときめくモノだけ残しましょう」は有名な言葉だ。
私も20代の頃、人生がときめく片づけの魔法を読んだことがある。
始めは、ちょっとうさんくさいなぁと思っていた。
でも、モノをひとつずつ手にとると、確かに感じるのだ。
自分の心が一番よく分かっている。
ときめくものと、ときめかないものは明らかに存在する。
この本の中の主人公たちも、
始めは半信半疑だったし、捨てられない言い訳ばかりを並べる。
ミコの言葉がけによって、
モノときちんと向き合い始めるのだ。
モノと向き合うことは、
自分と向き合うこと。
ずっと背けていた自分と対話をする作業は、
時に苦しいと思う。
けれど、そこを乗り越えた時、
違った自分と出会えるから、
片づけって凄いと思う。
家中モノが溢れている人を見かけると、
ちょっと辛くなってしまう。
それほど何か抱えているのだろうかと、
邪推していしまうからだ。
片づけの本はもう何冊も読んでいるけれど、
書き手によって伝え方も違うし、
ストーリーが違うのが面白い。
そして何より、自分にとっても身近なテーマだから何度でも読みたくなってしまう。
モノの管理も適切にやっているつもりだけれど、
ちょっと気を抜くと何でこんなに溜め込んでしまったんだろう。
そういう時もある。
だから、こういう本を読むと、
家中片づけたくなるから不思議だ。
そうして捨てたり、片づけ終わる頃、
心がスッキリする自分がいる。
自分を癒すために私は片づけるんだと思う。
心に残ったことば
本が片づけられない人の話は、
わかるわかると共感でした。
本をたくさん積んでいる人、
読んでいない本で溢れている人にとっては耳が痛いかもしれません。
私は本は定期的に手放して、何度も読み返す本だけを置いています。
「今」にフォーカスする、モノとの付き合い。
片づけは今を生きるマインドフルネス効果が絶大。
そんなことを感じました。
以上、近藤麻理恵さん、川村元気さん著「おしゃべりな部屋」を読んだ感想でした!
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★過去に読んだ近藤麻理恵さん本★
★過去に読んだ川村元気さん本★
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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