おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
末永幸歩さん著「13歳からのアート思考」です!
本の説明
じっと動かない1枚の絵から私たちは「自分なりの答え」をつくれるでしょうか?
ビジネスだろうと、学問だろうと、人生だろうと、
「自分のものの見方」を持てる人こそが、
結果を出したり、幸せを手にしているのではないでしょうか?と著者は語ります。
なぜ13歳なのか?
中学生が嫌いになる教科第一位は美術!?
これには13歳という分岐点が関係をしていると言います。
図工は人気の教科だったのに、
美術という教科になった途端、
私たちは、絵の名前や作者を覚えさせられたり、
忠実に書くことがいい絵だと思わされたりと、
苦手意識や嫌いになってしまう原因があるようです。
それではもったいないと著者は語ります。
13歳の人も、そして何よりも大人こそ、美術は必要な教科かもしれません。
本書はそんな分岐点とも関係のある、
アート思考の育て方、アートとは?
生きる上でもかかせないアート思考についての教科書となっています。
感想
正直、今まで美術館に行って、有名の絵を見てもじっくり見ることがほとんどありませんでした。
一分以上じっくり見た事がないように感じます。
ただ、何百年前の絵を目の前にして、
時の流れを感じるだけで、
そこから何か自分なりの答えを見つけ出した経験すらありません。
そして美術の授業もあまり好きじゃなかったので、
13歳から美術が嫌いになる話は共感でした。
この本を読む中で、
音楽を聴く時に私たちは自然と音楽に寄り添えているのに、
絵の鑑賞になるとそれが途端に出来ていないという箇所に納得でした。
P62~
音楽を聴くとき、
ただ純粋にその作品だけに向き合っている瞬間があるはずです。
時代時代によって求められていたアートに対する目的も面白かったです。
そして、私たちはどのようにアート思考を育めばいいのか?
P301~
「自分の興味・好奇心・疑問」を皮切りに、
「自分のものの見方」で世界を見つめ、
好奇心に従って探求を進めることで「自分なりの答え」を生み出すことができれば、
誰でもアーティストであるといえるのです。
肝は好奇心。
普段私自身何も表現していないように見えて、
こうやって、文章を綴ること、
手帳にちょっとしたイラストを描くことも、
その行為はもう立派なアーティストなんだと思いました。
自分の好奇心の赴くままに、色んな表現を何かしら自然としていることに気づきました。
形は違えど、何かしら皆表現をしています。
この世の中は全てがアート。
そう思うとモノの見方が面白く感じました。
何か表現したくなる。
そんな本でもありますし、
この世にある全てのものは、表現されたもの。
そう思いながら、視点をちょっと変えてみたり、
好奇心を持って、モノの見方を感じてみよう。
そんな風に思いました。
複雑な現代社会を生きる上では、
確かにアート思考は大事かもしれない。
本書を読んでそう感じました。
以上、末永幸歩さん著「13歳からのアート思考」を読んだ感想でした。
★お勧めの美術小説★
アーティストの人生に視点を向けると、その絵の伝わり方も違います。
美術小説を読むと美術館に行きたくなります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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