本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】歴史小説×ミステリー!!「黒牢城」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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米澤穂信さん著「黒牢城」です!!

 

 

 

 

 

この本の説明

 

数々の賞を獲得し注目を浴びた本書。

挙げるとざっとこんな感じ。

 

第166回直木賞受賞

第12回山田風太郎賞受賞

このミステリーがすごい!2022大賞

2022年本屋大賞ノミネート作品

 

さて、注目の本書は、

ミステリー小説です。

 

舞台は戦国時代。

天正6年。

織田信長の時代です。

本能寺の変の4年前のお話し。

 

信長に叛旗を翻し、有岡城に立て籠もる、

荒木村重は城内で起こる難事件に翻弄される。

 

頭を悩ませた村重は、

牢屋に閉じ込めていた囚人、

織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう意見を求める。

 

要は、有岡城で起こる難事件を、

黒田官兵衛に相談し、ヒントを得て村重が解決していく!

そんなお話しです。

ミステリーも見どころですが、戦国時代。

誰が敵で誰が見方なのか。そんな心理的描写も面白いです。

 

村重の頭領としても苦悩が描かれながらも、

リーダーとして備えておかなければいけない心構えとは?

 

この本はミステリー小説でもあり、歴史小説でもあり、

戦略や判断、人をまとめる力がいかに大事でありその難しさを教えてくれるビジネス書でもあるのです。

 

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感想

 

最初はアレルギー反応で読むのが難しいでした。

話言葉がですね、もう慣れていないもんだから、

外国語を読んでいるような気持に。

 

これは慣れの問題だと思います。

何となくこういう意味かな?

と、思いながら読み進めていきますが、

 

村重が官兵衛に相談してみたところ、

ひらめく村重。

 

謎が解けていくシーンから段々のめり込み、

そこからは一気読みの面白さでした!!

 

これは凄い。

今までに読んだことのないジャンルへのワクワク感と、

歴史に思いを馳せ、

そして村重のリーダーとしての苦悩。

 

P138~

城主たる者、威を保つためには屋敷に籠り、

軽々しく人に姿を見せぬ方がよいと考える者も多いが、

村重はそう考えない。

見るべきものはおのれの目で

見て聞くべきことはおのれの耳で聞くことをよしとしている。

 

 

 

色んな感情がブワッと押し寄せてくる小説でした。

 

戦国時代。

人がたやすく亡くなってしまいます。

 

戦争を経験していないのはもちろん、

この戦国時代も到底経験できない時代です。

 

今も昔も争いは絶えず、

そして人をまとめるということがいかに大変なことなのかを教えてもらいました。

 

ただ何となく学校で習った歴史ですが、

こうやって小説を読むことで、

複数の人の生きざまに触れることで、

その人たちに興味が湧きました。

 

読了後すぐ、戦国時代の動画をyoutubeで探しましたからね。

 

新天地に連れて行ってもらえた気分です。

 

歴史に詳しい人にとってはたまらない小説ではないのかなと思います。

 

教養がなぜ大事なのか最近分かってきたような気がします。

面白いものをより楽しめるからです。

 

知識というのは娯楽に繋がるのではないのかと最近薄々感じています。

 

同時に、何百冊これまで読んできたけれど、

まだまだ知らないワクワクする世界が本には詰まっていることを感じさせてもらえた本でした。

 

数々の賞を取ったのも納得の一冊です。

 

話言葉はとにかく難しいでしたが、内容は素晴らしいでした。

読んだ方の感想お待ちしています♪

 

以上、米澤穂信さん著「黒牢城」を読んだ感想でした!

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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