本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

娘を持つ親として読みました。西原理恵子さん著書「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」

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西原理恵子さん著「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」の紹介です。

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この本は西原さん自身が経験して、

実際思春期の娘さんを育てている親として、

女の子に覚えていてほしいことや願いが込められています。

 

 

 

 

自身が経験したからこそ言えること

 

西原さんは辛い経験をたくさんされてきた方でした。

お父さんが借金まみれで自殺をしたり、

ダメ男と付き合ったり、

結婚した相手はお酒を飲むと人が変わり、

精神的に西原さんを追い詰めたり、

 

だから女の子に覚えておいてほしいことの一つ、西原さんは語ります。

 

P132~

人は変わるし壊れます。

この人は大丈夫」と思っていても、先のことはどうなるかわからない。

 

ダメ男を好きになるな」と言ってもわからないんです、この人がこの先どうなるかなんて。

 

そういう計算がちゃんとできるくらいなら、最初からもっと違う道を歩いているはず。

 

結婚か、仕事かだったらどっちもとってください

子育てか、仕事かでも、どっちもとりましょうよ

 

そしたら、どんなとこに就職するか、どんな夫がいいか見えてくる。

子どもの熱が出たら会社を休む、休める会社に勤めている夫がいたら、

それはすばらしい白馬の王子様だと思います。

 

ダイヤモンドをくれる男より、一緒にリヤカーをひいてくれる男がいい

しょぼい一日を、ふたりで笑い話にできるなら怖いもんなし。

転んだ時の受け身がうまい人なら、もう言うことなし。

 

 

そうなんですよね。

女の人って結婚して子どもを産んだら、仕事か育児かになって、

仕事を辞める人もいます。

資格を持っている人や、手に職ある人、有能な人はいいんです。

またいつでも再開できるから。

 

私みたいに事務職ばかりやってきた人は、

いざ再開しようと思ったら募集要項35歳以下にひっかかったりと、

現実は厳しいと思う。

 

選ばなければ仕事はたくさんあるけれど、

やっぱり夫に何かあったとき、

子どもを養えるくらいの稼げる人になっておきたい。

そんな気持ちは常々あります。

 

私もたまに夫と喧嘩したとき、

別れたい!!キー!!って感情的になることがあるんです。

 

そんな時子どもをどうやって養っていこうかと現実を考えるんです。

そうなるとやっぱり今の私ではやっていけないと愕然としてしまったり。

 

女の人はやっぱり弱者になりやすいです。

 

そして財力がないのに、

子どもを産むことはやっぱり負の連鎖を生みます。

 

中卒と高卒では時給が違うし、高卒と大卒ならまた時給が変わります。

若い時って先のこと全然見えないし知識もないから、周りが見えないんですよね。

 

男の人との付き合い一つ、働き方においても知っていて損はないことってたくさんあると思うのです。

 

学校の授業では教えてくれません。

生きる上で大事なことはやっぱり経験した人にしか分からないし、

それを学ぶ姿勢がないと分からないことだらけです。

 

長い人生何度も転びます。

転んだ時の立ち直れる子は大丈夫。

私もそう思いました。

 

親が気を揉んでも、子どもは子どもの人生です。

親は子を信じつつ、ここぞという大事な部分だけしっかり伝えればいいのかなと思いました。

 

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西原さんは子どもの船出は早いといいます。

 

冒頭のこの文にほろりと来ました。

 

P35~

早いなあ。

気づいた時には、一瞬でいなくなっちゃう。

今でも思い出す。

ちっちゃかったふたりが「かーしゃん、抱っこしてー」「抱っこしてー」って、

くっついてきたあの時、もっと、ぎゅーっと、何度でも抱っこしてあげたら

よかった。

 

家なんて、もっと汚くてもよかった。

洗濯物も、ためちゃえばよかった。

家事なんて、全部あとまわしにしたらよかった。

もったいないことしちゃった。

 

だって、あんな時間は二度とこない。

子育て、大変だった。でも楽しかった。

16年なんて、本当にあっという間。

気づけば、子どもたちは、新しい夢に夢中で、もう、うしろ姿しか見えなくなっている。

 

 

我が家も抱っこ抱っこの終盤を迎えている気がします。

今のうちいっぱいいっぱい、ぎゅーしよう!!そう思えた一文でした。

 

コミカルな西原さんの口調で語られる本書、

 

うんうん、へー、思春期ってそんな感じなんだ。

うちはもう既にプチ思春期なんですけどどうしよー。

そんな風に先輩ママさんの話を聞いている気分でした。

 

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引用文は全て西原理恵子さん著書「女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと」(角川書店)より

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

 

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