おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
深緑野分さん著「この本を盗む者は」です!!
「この本を盗むものは」の本のあらすじ
書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。
父は巨大な書庫「御蔵館」の管理人を務めるが、
深冬は本が好きではない。
ある日、御蔵館から蔵書が盗まれ、
深冬は残されたメッセージを目にする。
”この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”
本の呪いが発動し、街は物語の世界に姿を変えていく。
泥棒を捕まえない限り元に戻らないと知った深冬は、
様々な本の世界を冒険していく。
やがて彼女自身にも変化が訪れて・・。
本の帯より引用
この本を一言で表すと、
ファンタジー×ミステリーです!!
本が好きな人ならついつい気になるタイトル。
それは表題に「本」の文字があること。
気になりませんか?
気になりますよね~。笑
「この本を盗む者は」を読んで心に残った言葉
P336~
無性にすかすかする胸を埋められるのは、
本しかなかった。
あの冒険、魔法にかかった世界を駆け回った経験がどうにも恋しい。
あんなに本が好きじゃないと言っていた深冬の心の変化を伺える一文だった。
元々本が好きだった深冬。
いろんなことがあって本が嫌いになってしまったようだが、
好きになってもらえてよかった。
これは子育てにも通じるもので、
何でも強制的に圧力をかけてしまいまうと、
その子の「好き」を奪ってしまいかねない。
これは気をつけようと、読みながら感じたのでした。
「この本を盗む者は」を読んだ感想
最初はミステリーかしら!?と、読んでいましたが、
まさかのファンタジーでビックリでした!!!
でも私は思うのです。
本を読む人っていつでも、本の世界にワープしているんだよなぁって。
ミステリーを読む時は、ミステリーの世界に、
エンタメ小説を読む時は、その物語の傍観者に。
いつだって、心は本の世界にワープしているんだ。
だから、本って楽しいんだよなぁと思うのでした。
本屋大賞ノミネート作品って、
まんべんなく、色々な本が混ざっているから面白い。
2021年本屋大賞ノミネート作品の中で、
唯一異彩を放つ一冊だなと思いました。
冒険ものが好きな人におススメの一冊だと思います。
以上、深緑野分さん著「この本を盗む者は」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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