本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】加藤シゲアキさんデビュー作「ピンクとグレー」を読みました。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

 

f:id:genko-library:20210201140614j:plain

加藤シゲアキさん著「ピンクとグレー」です!!

 

 

 

 

 

 「ピンクとグレー」のあらすじ

 

大阪から横浜へ越してきた小学生の河田大貴は、

同じマンションに住む鈴木真吾と出会い、

 

中学高校大学と密接した青春時代を送る。

 

高校生になった二人は、

雑誌の読者モデルをきっかけにバイト替わりの芸能活動をスタート。

 

大学へ進学した二人は同居生活を始めるが、

真吾がスターダムを駆け上がっていく一方で、

エキストラから抜け出せない河田だけが取り残されていく。

 

決裂ののち再会を果たした二人の運命の歯車が回りだす・・。

 

角川書店より引用~

 

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 「ピンクとグレー」を読んだ感想

 

先日このブログでも紹介しましたオルタネート。

 

www.genko-library.com

 

物語の内容と、文学的表現に惹かれ、

加藤シゲアキさんという作家さんに一目置くようになりました。

 

そんな中、

Twitterで仲良くさせてもらっている、つづくさんに、

「ピンクとグレー」をおススメされ早速読んでみたところ!!

 

一気読みでした。

 

これがデビュー作とは!!!

 

もうビックリとしか言えませんが、

加藤シゲアキさんだからこそ書ける内容なのかな?とも思いました。

 

悲しい結末に唖然というか、衝撃というか。

もう一言でいうと「衝撃」でした。

 

頭の中にそのシーンが鮮明に描かれました。

それくらい細かい描写が書かれています。

 

どんな物事にも、光と影があること。

因果応報の法則が伺える内容でした。

 

光を浴びれば浴びるほど、その影はより深く暗く奥底まで伸びてしまうのかな?

芸能人ではない、一般市民からすれば到底想像できないような苦しみがそこにはあるのだなと思いました。

 

 

ピンクとグレーを読んで心に残った言葉

 

P38~

<たしかなことなどなにもなく、

ただひたすらに君がすき>

というフレーズは、あまりにも僕の感情と一致した。

 

それは恋とか愛とかの類いではなくて。

 

これは河田大貴と鈴木真吾が一緒に流星群を見た夜、

隣で寝ている真吾の寝顔を見て、

感じた大貴の心の描写だ。

 

この時、大貴の父がよく聞いていた吉田拓郎の歌の歌詞のフレーズが頭に浮かんだシーン。

 

私はこの時、大貴にとって真吾が特別な存在だと気づいた瞬間だと思って、印象に残った。

 

この時は、これから起こる悲しい出来事など想像できず、

ただたんに、色恋の話なのかな?そんな安易な気持ちで読んでいた。

 

けれど、この本を最後まで読み終えて、

またこのシーンを読み返した時、

恋とか愛との類いとは違う二人の関係を再確認するのでした。

 

 

おわりに

 

前回読んだ、オルタネートに引き続き、今回のこの本も一気に引き込まれるお話しでした。

 

人によっては読むのが辛い内容かと思いますので、

読まれる際は他の媒体で内容を把握し、

慎重にご判断をお願いします。

 

他の作品も多数おススメされているので、

時間がある時にまた読んでみようと思います。

 

加藤シゲアキさんの作品はどの作品もおススメのようですね。

 

今後も注目の作家さんというのだけは間違いなさそうです。

 

以上、加藤シゲアキさん著「ピンクとグレー」を読んだ感想でした。

 

 

 

20190914201227

「ピンクとグレー」は映画化もされているよ!!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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