本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】砂町商店街に行きたくなりました。小野寺史宜さん著「ひと」を読みました。

おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。



小野寺史宜さん著「ひと」です!!

 

 

 

 

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この本の説明と感想

 

17歳で父を事故で亡くし、20歳の時に母を亡くし、

お金がなくて、大学を辞めた20歳の秋。

 

家から近い砂町銀座商店街を訪れた時だった。

 

所持金55円。

 

一個50円のコロッケを買おうと思って注文しようとしたとき、

おばあちゃんと声がかぶってしまい、

先を譲ることに。

 

なんとそれが最後のコロッケだったのです。

 

お店の人にそう言われ、絶望する僕。

 

そんな時、

僕の手持ちのお金がないことを知った店主は、

一個120円のメンチカツを50円にまけて食べさせてくれたのだ。

アツアツのメンチをほおばる僕。

 

メンチを食べながら、目に留まったのが、

アルバイト募集の張り紙。

 

僕はあれこれ考えず言った。

 

「働かせてください」と。

そこから僕の人生が一歩進んでいく。

 

この本は、両親を亡くし、

どん底にいた僕が、砂町商店街や、

周りの人のやさしさによって、自分の人生を前へと進める物語となっています。

 

2019年本屋大賞2位の作品でもあります。

 

ちなみに2019年の本屋大賞は、「そして、バトンは渡された」

 

こちらの本となっています↓

www.genko-library.com

 

 

あの年の第二位の作品だったんですね。

 

この「ひと」という本は、

SNSでもよく見かけていた本でして。

 

図書館を俳諧していてビビッと出会った本でした。

 

砂町銀座商店街。

行ったことありますか?

私はないのですが、

この本を読んで行ってみたくなりました。

 

そして、主人公の僕を応援したくなる本でもありました。

 

ある程度人生を重ねたからこそ分かります。

人生、出会う人によってどんな方向にも進むと。

 

20歳で両親をなくし、

働くことを余儀なくされた僕でしたが、

自分の直感を信じ、

ここで働かせてくださいと言えた行動力。

真面目に働くこと。

 

友達付き合いも大事にしたこと。

出会う人から学びを得ること。

 

その一つ一つの積み重ねが、

自分の人生を歩むことなんだよなぁと思うのでした。

 

ちょっと意地悪い人にも出会うのですが、

そういう人に搾取されず、

周りの人が守ってくれてよかったと思うのでした。

 

これから先、

若い人はとくに、

善悪区別がつかない出会いが待っています。

 

どうか、悪い人の影響を受けず、

人として、正しいことをしている人たちに出会ってくれたらなと。

ある程度人生を重ねた私は思うのでした。

 

人は人によって磨かれる。

 

温かい繋がりの輪を広げてほしいなと思うのでした。

 

若い人に読んでほしい。

そんな一冊でした。

 

商店街って人情味溢れていていいですよね。

砂町商店街、いつか訪れたい場所です。

 

以上、小野寺史宜さん著「ひと」を読んだ感想でした!

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

読んだよ~!のしるしに、

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