本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】青山美智子さん著「木曜日にはココアを」ほっこりしたい人にお勧めの小説です!

スポンサーリンク

 

 

 

おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

f:id:genko-library:20220211090527j:plain



青山美智子さん著「木曜日にはココアを」です!!

 

 

 

 

この本の説明

 

人知れず頑張っている

あなたに、読んでほしい。

 

茶店で働く青年。

 

家族を養うキャリアウーマン。

 

新人の幼稚園の先生。

 

サンドイッチ屋を開いた元銀行員のオーストラリア人。

 

小さなきっかけから人生が変わっていく、

一杯のココアから始まる物語。

 

茶店で働く僕は、

木曜日に必ず訪れる女性に恋をした。

 

彼女は決まった席で必ずココアを飲む。

そしてエアメールをいつも書いている。

 

相手は誰なんだろう。

気になる僕。

 

僕は心の中で彼女のことを「ココアさん」と呼ぶことにした。

 

そんなある日、彼女が元気がない様子だ。

涙をぽろり落とすのを見てしまった僕は、

思わず声をかけた。

 

一杯のココアから、登場人物たちがつながっていく、

12の物語です。

 

スポンサーリンク

 

 

感想

 

最初の僕の恋のお話しと、

最後の私の恋のお話しが特によかったです。

 

ココアいいですよね。

 

季節がちょうど冬だからこそ、

飲みたくなります。

 

そんなココアのように、心を包んでくれる物語ばかりでした。

 

青山さんの本は、人と人とのご縁を大切にしたくなる描写がたくさんあります。

 

P181~

MASTERという言葉の意味を、思い浮かべる。

修士。責任者。長。師匠。経営者。精通者。進行役。元になるもの。

 

彼が「マスター」と呼ばれることを好む理由が、

なんとなくわかった気がした。

 

誰かのために、何かのために、彼は起点となって人を動かすのだ。

マスターと出会わなかったら世に放たれることのなかった光が、

たくさんあるのだろう。

 

でも考えてみたら、多かれ少なかれ、

誰もが誰かにとってそういう存在なのかもしれない。

きっと知らずのうちに、

わたしたちはどこかの人生に組み込まれている。

 

私は一体誰にどんな影響を与えられるのだろう。

どんな影響を人に与えられるのだろう。

 

みんなみんな、誰かの人生に影響を与えている。

いい影響も、悪い影響も。

 

あったかい飲み物を用意しながら読んでほしい、

そんな本でした。

 

題名も「ココア」だからこそ、いいんだなぁ。

これが「紅茶」でも、「お茶」でも何だかちょっと違う。

「ココア」という優しい響きの音と、実際に甘くて温かい飲み物。

そんな相乗効果もあって、

よりこの物語を温めてくれるんじゃないのかなと思いました。

 

以上、青山美智子さん著「木曜日にはココアを」を読んだ感想でした!

 

 

 

★過去に読んだ青山美智子さん作品はこちら★

 

 

www.genko-library.com

 

www.genko-library.com

 

www.genko-library.com

最後まで読んでいただきありがとうございました。

読んだよ~!のしるしに、ポチっと応援して頂けると更新の励みになります^^ ↓

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

スポンサーリンク