おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
青山美智子さん著「月曜日の抹茶カフェ」です!!
この本の説明
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」
その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、
一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。
ツイていない携帯ショップの店員と愛想のない茶屋問屋の若旦那、
妻を怒らせてしまった夫とランジェリーショップのデザイナー兼店主、
恋人に別れを告げたばかりのシンガーと実家の祖母と折り合いが悪い紙芝居師、
京都老舗和菓子の元女将と自分の名字と同じ名前の和菓子を買いにきたサラリーマン。
この縁は、きっと宝物になる。
人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。
一杯の抹茶から始まる、東京と京都をつなぐ12カ月の心癒されるストーリー。
帯より引用
この本は「木曜日はココアを」の続編の物語となっています。
「木曜日はココアを」未読です・・!
自分が出会った人は、またどこかで違う人と出会って、
そして、自分が出会ってきた人も、誰かと誰かが出会って繋がれた縁で出会った人で、
という風に、
人との出会いの循環の輪を感じられる短編集となっています。
睦月から師走まで繋がる12カ月のストーリーなので、
一編一編が短いので、とっても読みやすいです。
登場人物も老若男女+猫ちゃんの気持ちが描かれているので、
年齢問わず、登場人物たちの言葉に自分を重ねられるストーリーとなっています。
今回も自分と重ねる言葉が沢山でした。
青山美智子さんと言えば、
2021年本屋大賞2位「お探し物は図書室まで」で注目された作家さんですよね。
この本も同じく、心温まる物語でした。
心に残ったことば
P14~
「人でも物でも、一度でも出会ったらご縁があったってことだ。
縁っていうのはさ、種みたいなもんなんだよ。
小さくても地味でも、育っていくとあでやかな花が咲いたりうまい実がなったりするんだ。
種のときは想像もつかないような」
「でもせっかく出会っても一回きりで、育たないで終わっちゃうことだってあるじゃないですか」
「それは縁がなかったんじゃなくて、一回会えたっていう縁なんだ。
ひまわりの種を食べるみたいにね。
それはちゃんと身になっているし、食べたっていう経験が何かしらの形で次に繋がるかもしれないだろ」
生活していく中で、たった一度きりの縁あるなぁと感じました。
一回会えるだけでも奇跡なんですよね~。
この地球で出会えてる人、日本で出会える人って限りある。
そんな中で繋がれる人って本当に縁がある人なんですよね。
感想
一年前も新年に読んだ本は、青山美智子さんの本でして、
本との縁を感じました。
そして読んだ内容が縁に関する内容だったとは知らず知らず、
自分が引き寄せていたことにビックリです。
人だけでなく、
自分が選ぶもの、目にするもの、行くところ、
全てはご縁と思うと、
不思議さとあったかい気持ちになります。
せっかく出会った人たち。
その種を咲かせられるかは、
自分の行いや言動、相手への接し方ひとつで変わることも確か。
どうせなら綺麗なお花を咲かせたいものです。
新たな今年2022年どんなご縁や再会が待っているんだろう。
ちょっと楽しみになる、そんな本の内容でした。
ほっこりしたい人、あったかい気持ちになりたい人にお勧めの一冊です。
以上、青山美智子さん著「月曜日の抹茶カフェ」を読んだ感想でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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