先日、本屋大賞が発表されましたね。
大賞は、瀬尾まいこさん著書「そして、バトンは渡された」とのこと。
おめでとうございます!!
早速ミーハーな私はポチらせていただき読みました。
本屋大賞の本はチェックするようにしています。
なぜならやっぱり外れがないから!!
それは過去に何度か対象作品を読みましたが、ノミネート作品もいくつか読んだ中で、選ばれるだけあり読みやすくそしておもしろい小説が多いからです。
本屋大賞とは?
本屋さんで働いている書店員さんが、紙離れが叫ばれている昨今、売れる本を作る、出版業界を盛り上げたいという想いから本屋大賞という賞が発案されたそう。
書店員の投票だけで選ばれる賞。
一年間、書店員自身が「読んでおもしろかった」「お客様にもお薦めしたい」「自分の店で売りたい」そう思った本を投票します。
書店で働く人は少なからず本が好きな人が多いと思います。
そんな本好きな人が一押ししたい本の決定戦というわけですね。
ちなみに第一回は2004年とのこと。
もう15年も経つ賞なんですね。
今回読んだ、「そして、バトンは渡された」というお話し。
血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。
だが、彼女はいつも愛されていた。
普通ならちょっとありえない設定。
現実世界を考えて四回も名字が変わることって滅多にない。
けれどこの物語はただ単に親が飽きてすぐ離婚するとかそういう物語じゃない。
血の繋がりはないけれど、それ以上に皆、優子のことを大事に思っていたのだ。
血が繋がっていないからこそ、親らしくありたい、本当の親ならこうすべきはずだ。
と、優子に愛情をいっぱい注ぐのだ。だから優子のことを幸せにしてくれそうな人にバトンを渡した結果、4回名字が変わったのだ。
それぞれの親は優子と過ごすことによって幸せとは何か?を感じた。
優子自身も次はどんな人が親になるのだろうか?不安な気持ちを抱えながら一線を引きながら生活をしていた。
けれども一緒に過ごす中で血の繋がりと関係のない、人との繋がりを得ることが出来た。
最後はほっこりするお話しなのでした。
やっぱり本屋大賞は読んで外れはない
過去にいくつのかの本屋大賞を読みましたが、本好きの書店員さんが選ぶだけあって、
読みやすくそして感動したり、ほっこりしたり、ハラハラしたり、おもしろい本が多いです。
小説何読んだらいいか分からないという人は、
本屋大賞や、ノミネート作品を読むだけでも発見ありだと思います。
私もたまに何読んでいいか分からない時は、本屋大賞ノミネート作品の中から自分がピンときたものを選んだりします。
知らず知らずノミネート作品を読んでいたという時もあり、やっぱりランクインするだけのおもいしろさはあります。
過去に読んだ受賞作
2017年大賞
こちらは読みごたえ抜群でした。
一冊まるごと芸術作品です。
2016年大賞
こちらはピアノの調律師のお話し。
ピアノやっている人ならよりのめり込めるお話しかと思います。
2013年大賞
海賊と呼ばれた男
これは私的には大好きな小説でした。
壮大な物語でしたよ。映画よりも小説が断然よかったです。
2012年大賞
辞書に関する物語。そんな世界もあるのかーと、楽しく読めた内容でした。
この頃は読書はポツポツとするだけでした。
2009年大賞
告白
かなりゾワゾワーっとした話。怖い!!けど続きが気になって一気読みでした。
映画も観ました。湊かなえさんは今ではイヤミスの女王なんて言われていますよね。
どの本も面白く夢中で読んだ記憶があります。
そして本屋大賞になった作品は映画化されているんですね。
どれもおもしろかったなぁ。懐かしいです!!
紙離れが叫ばれている今、書店を盛り上げるためにも私も協力したいと思い、
「そして、バトンは渡された」は購入しました。
小説は本当に読んでいて楽しいです。
楽しい物語を届けてくれる、作家さん。
そして、編集者の方、出版業界、書店の方、たくさんの人のバトンによって私の手元にも本が来ます。ありがとうございます!!
他のノミネート作品も読んでみようと思います♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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