1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
レイチェル・カーソン著書「センス・オブ・ワンダー」です。
センス・オブ・ワンダーとは
美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性を意味します。
著者のレイチェル・カーソンは、環境の汚染と破壊の実態を、世にさきがけて告発した本「沈黙の春」の著者でもあります。まだこちらは未読なので読んでみたい。
そんな著者の最後の作品がこのセンス・オブ・ワンダーです。
言わば著者からの最後のメッセージがこの本にはつまっています。
この本は60ページほどの薄い1冊であっという間に読めてしまいます。
甥のロジャーと昼も夜も問わず冒険した自然探検の様子が詩的にエッセイが描かれています。
そんな著者からのメッセージを一部ご紹介
子どもと一緒に雨の森に
出かけてみましょう。
自然は
嵐の日も おだやかな日も
夜も昼も
憂鬱そうに見える日も
子どもたちへの
一番大切な贈りものを
用意しておいてくれます。
私が子どもが生まれて一番大切にしてきたことは、外遊びです。
たくさんのおもちゃなんていらなくて、外の自然が一番の遊び相手だと私は確信しています。
雨の日も雨のお散歩を楽しんだり、水たまりでジャブジャブさせたり、
とにかく自然のたくさんの表情を感じてほしい。
そう思いながら赤ちゃんの頃から外にたくさん連れ出してきました。
先日息子が公園から帰る時、「お母さん見て~!!お空がとってもキレイだよ~!」
見上げると橙色に染まった空が広がっていました。
あぁ、息子はちゃんと自然を感じられる感性が育っている。
そう安心した瞬間でした。
自然自然と言うけれど都会っ子はどうしたらいいの?
昔や今の子育て本を読むと「自然遊び」の強調が目立ちます。
じゃあ、都会で生まれた子は自然遊びが出来ないじゃないの。
私もそんな風に思っていた時に読んだこの本に答えが書いていました。
先日読んだこちらの本で、
この「センス・オブ・ワンダー」について触れていたのです。
その本には、
生まれた時に側にあるのがその子にとっての自然だと。
都会っ子は電車で移動するのが、その子にとっての自然だし、
都会でも公園はあるから、そこで出来る「実体験を積む」のが都会っ子の「センス・オブ・ワンダー」ではないかなと私は感じました。
子ども時代はたくさんの「センス・オブ・ワンダー」(今しかできないこと)に触れてほしい。
そう改めて思うのでした。
引用文はレイチェル・カーソン著書「センス・オブ・ワンダー」新潮社より
最後まで読んでいただきありがとうございます。