おはようございます。
1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。
今日ご紹介する本はこちら。
坂木司さん著「ショートケーキ。」です!
この本のあらすじ
ケーキと言えば皆さんはどんなケーキを連想しますか?
きっと日本人なら、
いちごが乗ったクリームの白いケーキ。
そう、ショートケーキを連想すると思います。
これはなんと日本人特有なんだとか。
絵文字でケーキと入力すると、
出てくるのは、
いちごのショートケーキ。
けれど、世界の人のケーキはカップケーキが主流なんだとか。
そんな日本人にとって不動の人気を誇る、
ショートケーキをめぐる5つの連作短編集となっています。
和菓子のアンちゃんシリーズでお馴染みの坂木司さんですが、
今回はショートケーキにまつわるお話です。
装丁が美味しそうですね!!
感想
一つ一つの物語が繋がっているお話なので、
とっても読みやすく、
箸休め読書にぴったりでした。
ショートケーキのエピソードって誰しもあると思います。
本書はそんなエピソードが語られています。
中でも「失われたホールケーキの会」は、
ちょっぴり切なく、
でも応援したくなりました。
当たり前にホールケーキを食べていたけれど、
そうじゃない家庭もあることを、
この本を通して知ることができました。
誰しもケーキに対する思いってあると思います。
この言葉に私はこころがジーンときました。
P47~
「なんかね、駅ビルで『売り切れ』はやりたくないんだよねえ」
「どういうことですか」
「いろんなことに疲れて、家の近くの駅までようやく帰ってきて、
甘いものでも食べなきゃやってらんないときにさ、
『売り切れ』ってなったら、
絶望しそうだから」
確かにケーキって、
ウキウキなお祝いの時に買う人が多いけれど、
今日はもう、
やってらんない!!とか、
頑張った自分へのご褒美に買う人もいるよなぁと思うのでした。
疲れた人のためのケーキでもあるんだ。
私はお酒は飲まないので、
その気持ちわかるなーと思うのでした。
疲れた時、
甘いの食べたくなります。
とはいえ、
若い頃に比べたら今はケーキをたくさん食べられなくなってしまいましたが、
それでもショーケース越しに見るだけでも、
幸せな気持ちにさせてもらえます。
皆さんはショートケーキにまつわる思い出ありますか?
私は結婚して、
家族の誕生日や、
クリスマスに作ってきたケーキの思い出があります。
みんなで囲むケーキ。
自分だけの為に食べるケーキ。
今日もケーキに元気をもらっている人がいることでしょう。
以上、坂木司さん著「ショートケーキ。」を読んだ感想でした!!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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