本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想レビュー】凪良ゆうさん著「汝、星のごとく」違った形の愛を感じられるお話しでした。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

凪良ゆうさん著「汝、星のごとく」です!!

 

 

 

本の説明

 

舞台は瀬戸内の島から始まります。

主な主人公は二人。

 

島育ちの暁海(あきみ)と、

自由奔放な母の恋愛に振り回され、

島に転校してきた櫂(かい)

 

17歳で出会った二人は、

互いの抱える孤独さを共有するうちに、

惹かれ合い、時にすれ違い、成長していくお話しです。

 

凪良ゆうさんと言えば、

「流浪の月」で2020年本屋大賞を受賞した作家さんです。

 

そんな、凪良ゆうさんの新作の本書は、

インスタグラムの読書垢界隈でも人気の本でして、

気になっており、便乗して読んでみました。

 

皆さんの感想に共感したり、色んな考え方に触れるのが、

読書SNSの楽しさだなぁと思うのです。

 

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感想

 

今回も読み応え抜群の小説を生み出した凪良さん。

本当に凄い作家さんだなぁと思いながら毎回読まさせていただいています。

 

今回も濃厚でした!!

 

様々な社会問題が露呈される本でして、

ネグレクト、ヤングケアラー、離婚、浮気、偏見、

お金の問題、病気、等々。

 

社会の問題や闇があぶり出されるので、

ズーンと気持ちが落ち込んでしまうのですが、

 

実際これらのことって、

他人ごとに生きていると見えない部分で、

実は結構あるあるのお話しなのかもしれないと思いながら読みました。

 

特に、暁海と櫂が暮らす、島での様子や結婚観は、

共感の嵐でした。

 

私も島育ちだったので、

娯楽が少ない島では、いつも噂話ばかり。

その嫌だった小さなコミュニティの分部を思い出しながら読みました。

 

東京にはそういった、

人のことを気にしている暇がないというか、

淡々としているところが好きだったりもします。

 

本当に盛りだくさん過ぎて、

どの部分を読んでも、

自分事のことのように感じられる場面があるので、

 

何かしら感情を揺さぶられるお話しではないかなと思います。

 

こういう形の愛もあるよね。

それを選択せざるを得ない社会的構造の生きづらさ。

 

それをうまく、物語として表現する、

凪良ゆうさんの、力量を感じさせられる内容でした。

 

毎度ながら、読む度に、

あっという間に世界感にのめり込まされます。

 

それぐらい、この本も一気にこの本の世界に連れていってもらいました。

 

 

 

ネタバレ感想

 

ここからはネタバレの感想を綴りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が感じた率直な感想を。

 

まず!

冒頭の一文が衝撃的でした。

 

「月に一度、わたしの夫は恋人に会いにいく。」

 

この一文から始まるんですよーー!!奥さん。

 

いや、結婚している身だから余計前のめりになりますよね。

「どういうこと!!???」と。

 

なぜ、暁海は夫の浮気を容認しているのか。

どういった家族なのか。

そこから物語が始まります。

 

このプロローグの謎が読み進めるうちに分かるのですが、

どうやら、高校時代の化学の先生と結婚したらしい。

先生は連れ子。

そして子どもの結ちゃんもお父さんの恋人のことを知っている。

 

不思議な家族関係だなと思いました。

 

でもね、この先生が本当いい人なんですよ。

 

櫂のお母さんが恋人に振られて、

酒乱になっている時に助けてくれたり、

 

暁海のお母さんが、夫の浮気相手の家に押しかけて、

家事のボヤ騒ぎをおこしてしまった時にも助けてくれたりと。

 

そして、暁海が落ち込んでいる時に、

生き延びる為に結婚しようと持ち掛けてくれたりと。

 

先生は教え子との間に子どもを作って、

一人娘を育て、

今でもその教え子のことをずっと思っているくらい、

その子のことを愛していたのですが、

 

案外暁海のことも嫌いじゃなかったのかなぁなんて思います。

 

とにかく、悟っている。

何かをきちんと悟っている。

 

それくらいどんとした構えがあって、

安心感がありましたね。

 

どん底から救ってくれる人がいるといないとでは大きく人生が変わるよなぁと思うのでした。

 

大概、このどん底から這い上がるチャンスを貰えることが少ないような気がします。

 

手を差し伸べてくれる人に出会えると出会えないとでは、

また人生が変わってくると思います。

 

 

自分の手のひとつだけにある小さな世界をみな守りたくて必至なんですよね。

 

 

あと、暁海のお父さんの浮気相手の瞳子さんと暁海が仲良くなっていく姿にも、

一人の人間として接していく様子がよかったです。

 

普通なら、恨みの方が大きくなりそうだけれど、

 

暁海は、瞳子さんの自立した姿から、

たくさんのことを学ぶのです。

 

専業主婦の暁海のお母さんは、

それまでお父さんの稼ぎに依存していたから、

いざという時自立できません。

 

自分で自分を養うことの大切さを瞳子さんに教えてもらうのですが、

これは、私自身も凄く心に響くのでした。

結婚して、夫がいるけれど、

いつ何時いなくなるか分からない不安は常にあります。

 

そんな時、自分自身や子どもを養っていけるだけの力を備えておかなくてはと常々思っています。

 

甘んじることなく、

自分の武器を身につけておかなくては。

そんな風に思わされる本でもありました。

 

女性はいつだって、弱い立場に立たされてしまうからです。

 

とにもかくにも、重めの内容でしたが、

暁海は櫂のことを本当に好きで、

忘れられなくて、

自分の気持ちに正直に気持ちを貫いたんだなぁと思いました。

 

櫂は櫂で、

売れない作家から、  

売れていくこと。

 

相方の報道によって、

職を失ってしまうこと。

 

誰にでも起こりうるどん底が描かれていました。

 

人はいつだって、何かに溺れてしまう可能性を秘めている脆さが描かれていました。

 

高校からウイスキーだもんなぁ。

そりゃあ病気になるよね(;・∀・)

 

何か辛いことがあった時お酒に逃げるのはやっぱりよくないですよね。

運動とか、そういうことで発散できたらいいのにななんて思うのでした。

 

凪良ゆうさん、期待を裏切らない物語を今回も紡いでくれました。

 

わたしは愛する男のために人生を誤りたい。

 

この裏帯に書かれた一文。

人生は一度切り。

世間を敵に回そうが、

当人同士がそれで満足であれば、

それでいいのではないのかなと思うのでした。

 

以上、凪良ゆうさん著「汝、星のごとく」を読んだ感想でした!!

 

 

過去に読んだ凪良ゆうさん作品はこちら

 

 

 

www.genko-library.com

 

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