本のある暮らし

人生は一冊の本のように味わい深いです。そんな日々を綴ります。

【読書感想】凪良ゆうさん著「すみれ荘ファミリア」入居者の意外な告白に仰天でした。

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おはようございます。

 

1冊読み終わったので感想を綴りたいと思います。

 

今日ご紹介する本はこちら。

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凪良ゆうさん著「すみれ荘ファミリア」です!

 

 

 

 

この本の説明

 

下宿すみれ荘の管理人を務める一悟は、

気心の知れた入居者たちと慎ましやかな日々を送っていた。

 

そこに、芥と名乗る小説家の男が引っ越してくる。

彼は幼いころに生き別れた弟のようだが、

なぜか正体を明かさない。

 

真っ直ぐで言葉を飾らない芥と時を過ごすうち、

周囲の人々の秘密と思わぬ一面が露わになっていく。

 

愛は毒か、それとも救いか。

本屋大賞受賞作家が紡ぐ家族の物語。

 

表紙裏より引用

 

お花の装丁が目を惹く、本書。

すみれ荘。

素敵な名前だなぁ。

 

ほっこり系の物語かなぁ?

なんて手にとって読んでみたら、

とんでもない!!

 

ある意味ミステリー的内容の本でした。

 

愛するが故に起こる様々な出来事。

そして、突然やってきた一悟の弟の芥の目的とは?

 

凪良ゆうさんの本は今まで数冊読んできましたが、

この本もとても読み応えある一冊でした。

 

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心に残ったことば

 

P86~

世界は面倒ごとであふれている。

けれどあらゆる面倒な仕事や面倒な人間関係のしがらみこそが、

自分を支えていたりもする。

 

それらがなければ、

しんどい思いをして面倒ごとに立ち向かう理由がどこにあるだろう。

 

面倒ごとというのは、

自分を成長させるスパイスにもなりうるんですよね。

 

出来れば面倒なこと、嫌なことは避けて通りたい。

でも避けて通ると逆に大変なことになることも事実。

 

面倒なことって丁寧に向き合った方が、

一番楽でもあり近道だったりもするんですよね。

 

感想

 

身体の弱い一悟の管理する「すみれ荘」

そこの入居者たちが抱える悩み事が各章で展開されていくお話しです。

 

突然一緒に住むことになった、

芥と名乗る小説家。

 

一悟はすぐに、生き別れた弟なんじゃないかと気づきますが、

気付かないふりをして芥と一緒に過ごします。

 

飾らない、真っ直ぐな意見を言う芥と過ごすうちに、

すみれ荘の雰囲気も変わってきます。

 

そして、後半の青子さんの告白には度肝を抜かされました。

そんなことを!!!

 

人は見えてている部分だけでは判断できない、

何かを抱えている人がいるということ。

 

けれど誰かにその抱えていることを聞いてほしいんだと思いました。

 

優しい装丁にほっこり系のお話しかと思いましたが、

意外にも複雑な人間ドラマがギュッと詰まったお話しでした。

 

凪良さんの描くお話しは、

そういった、複雑な生きづらい人間模様がとても丁寧に描写されている内容が多いと思います。

 

今回の本書も、

そんな絡み合う、複雑な人間模様が描かれた本でした。

凪良ゆうさんの本は今後も注目しています!

 

以上、凪良ゆうさん著「すみれ荘ファミリア」を読んだ感想でした!

 

★過去に読んだ凪良ゆうさん作品はこちら★

 

 

www.genko-library.com

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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